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半夏瀉心湯(はんげしゃしんとう)が効くかしら

私は元々陽虚体質(体が冷えている)で、人様が寒いと思わない温度帯でも寒さを感じる内寒(体の中に冷えがある)があります。
それに、生まれたときからのアレルギー体質で、喘息の持病もあります。
要するに、虚弱体質で、特に薬物アレルギーになりやすく、アレルギー性鼻炎でもあるし、花粉症のシーズンの春が一番アレルギー度が高くなります。

ここに来て、口の周りが乾燥して皮がむけてくるし(胃陰不足?)、ゲップとオナラが出るようになってお腹は膨れるし、食欲もあまり出てきません。
最初は胃陰不足ということで『虚』の状態といわれ、麦門冬湯(ばくもんどうとう)で補っていたのですが、だんだんこれは『虚』ではなく『実』なのではないかという症状になってきてしまいました。

不足しているなら補わなければなりませんが、『実(正気と邪気が戦っている状態)』なら、補うのではなく反対に瀉さなければなりません。
瀉とは余っているものを取り除くという意味です。

心下痞(みぞおちのつかえ)があるため、相対的に上の方は暑さを感じやすく、それなのに下の方(脚部分)は寒さを感じるといった状態なので、『半夏瀉心湯』が効きそうな気がしました。
漢方薬局でそれを手に入れ、只今お試し中です。

ひどいゲップ状態はおさまってきて、食欲も戻りつつあります。
これで、お腹の脹りがなくなってくれば、ドンピシャッだったことになります。

もし、この記事を読んで『半夏瀉心湯』を試してみたいと思われた方がいましたら、薬局に相談なさってください。
中医学における『証』が合っていなければ、効くとは限らないのですから。

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