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どこもかしこも冷房しすぎじゃないの

電車の弱冷房の車両は、とってつけたような車両。
どこが弱冷房なのかわからない。
飛行機の中と同じとしか思えないものもあります。
ちなみに飛行機は23度に設定されているそうです。

隣の車両とのドアがない弱冷房車なんて、いったいそんなのあり?
風が吹かなければまだ体感温度が下がるのはひどくないのですが、どの位置にいってもビュービュー風が吹いているので帽子でガードしないと頭痛が起きてしまいます。

そして、オフィスは個別のエアコンがついているので、ちょっと暑いと思うとすぐエアコンつける人がいる。
お上が、「エアコンの設定温度を28度にしましょう」と声をあげても、どこ吹く風。
外からいきなり室内に入ったときは暑く感じても、馴染めば問題なし。
エアコンつけたい人、消したい人で攻防するのは、いい加減にやめてほしい。

そして、中医学を学んでいる教室が冷えすぎなのはどうかしてる。
「天地人」、人は天と地の間で生きていて、自然の中で暮らしている。
エアコンのどこが自然なのさ。

夏は暑いのが当たり前。
だらだら汗をかきながら授業を受けたいとは決して思いませんが、誰かがくしゃみしたり、服を一枚増やしたりするほど冷やすのは行き過ぎです。

中国人の先生方は、「日本人は冷たいものを食べ過ぎ、だから脾胃を傷めるのよ」と、よくおっしゃいますが、冷房に関してはかなり無頓着としか思えません。

夏は老廃物を汗から出して、普段活動している腎の機能を助け、腎を養生する季節。
ここで、エネルギーを貯めずして、いったいどの季節に腎を養生するのさ。
日本人は、腎虚が多いと聞きます。
精をつける(腎精)ということは、食物からだけでなく自然のリズムにしたがって生活するということも大切なことです。
体の冷やしすぎは、インポを助長、もしくは作ると思います。
出生率が下がっているのにも影響しているのでは?、と疑っている私です。

コメント

ねえ 夏って腎を養生する季節なの?ちょっとだけ調べてみたけど、良くわからないので、もうチョイ詳しく教えて下さい。最近 このブログは以前に増して勉強になります。

以前、新聞(たぶん朝日)で田中美津さんの養生法が載っていて、それに書いてありました。
それと、「冬にサウナに入るのは中医学的にみて変ですよね」という私の問いに対して、稲田先生が「そうです。」と同調してくださいました。
冬は閉蔵の季節だから、汗をだらだら流すと一緒に気も外に出て行ってしまう、それならなぜ夏は汗をかいてもいいのか。
強い太陽のエネルギーを受けて、体はエネルギーがあり余っている(普通の人は)からだと思いますよ。
陽虚の人は、元々陽が不足しているので、夏の太陽エネルギーを受けてちょうどよいくらいになるので、普通の人がエネルギーオーバーで夏バテするのに対して、夏バテ知らずです。
養生法に関しては、古くは黄帝内経に載っているわけですけど、田中美津さんの「ぼーっとしようよ養生法」も、おもしろそうですね。

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