蓮子とナツメの甘煮
これも、「薬膳と中医学」の中の一品です。
蓮子とナツメを30分蒸してから甘煮にするもので、本では蜂蜜で甘味をつけていました。
滋陰がテーマの薬膳なら甘味は蜂蜜でしょうが、健脾補血安神が目的かなと思いましたので、私は通常どおり洗双糖でいいやと。
蓮子は非常に堅いので、1時間ぐらい水につけたくらいでは、柔らかく仕上がらないので、30分蒸せば思い通りの柔らかさに上がるかと期待しつつ作りました。
なるほど、百合根のように柔らかく、ホロホロと崩れるようになるんですねえ。
本では、ナツメと蓮子の配合は、2:1でしたが、ナツメはどう作っても皮の固さが肉の柔らかさとギャップがあり、皮が口に残ってしまうので、この料理でナツメをたくさん消費したくなくて、1:1で作りました。
ですから、蓮子いっぱいの品です。
箸休めに結構いけます。
コメント
へえ、ナツメと蓮子の甘煮の蓮子、なかなかおいしそうですね。
「薬膳と中医学」の本って、羊の粕汁とか牛肉と陳皮炒め?とか不思議なメニューもあって、どうかなと思ってたのです。
蓮子って煮たことしかなかったけど、蒸すと30分で大丈夫なんですね。今度やってみよう!
投稿者: 蛙亭 | 2006年12月04日 16:36
「薬膳と中医学」は、遼寧の教科書なんですよね。
それで、好むと好まざるとにかかわらず、この本からぞくぞくと実習料理が出てくる訳です。
ある食材や中薬を、どのように料理にするかというのがテーマの本みたいですねえ。
(黒龍江中医薬大学日本校は、以前は遼寧中医薬大学と提携していたので遼寧と名乗っていましたが、途中で黒龍江中医薬大と提携したので名前が変わっています。)
投稿者: toukikou | 2006年12月06日 11:12