歯医者を途中で変えちゃった
初診1回受けただけで、歯医者を別の所に変えました。
いろいろな医療機関にかかるのは、また最初から検査のやり直しになるので、よろしくないといわれていますが、我慢して何回も通うのも考えもの。
変えてみて大正解でした。
でも、言っておきますが、こんなことしたのは初めてですよ。
ことは、キャラメルのくっついたのを口いっぱいほおばって、クチャクャやっていたのがその起りです。
あっ、まずいと思ったときには歯の詰め物が取れていました。
そこで、20年来かかっていたオフィスの近くの歯医者に電話をしました。
予想していたことですが、前回の担当の医者は退職していました。
歯医者にかかるたびに、担当の医者は退職していく、オフィス街のクリニックは道場のようなもので、とりあえず腕を磨いたら開業していくのでしょうか。
新しい医者に会ったとたん、相性悪そう、歯切れがよくない女性、という感じでした。
だって、まだX線写真を撮ってもいないうちに、神経がやられていたらとる可能性もあるというのです。
そういわれても、それでどうすればいいのか、沈黙されても困る。
医者としてのアドバイスもせず、間の悪い沈黙です。
結局、歯には応急処置で詰め物をし、下の歯から順番に歯石を取るといわれ、その日は下の歯だけ(それも全部ではないらしい)歯石を取っておしまいでした。
次回の予約は、歯科衛生士によると30分ぐらいですむとのことでしたが、ニュアンスからすると、歯石の処理だけのように感じました。
その後は1日中、口の中が薬臭い、翌日も和らいだとはいえ、いつもの眠気覚ましガムを噛むとガムが薬臭い。
詰め物のセメントはボロボロ削れて口の中に落ちて来るし、不快なこと、不快なこと。
さらに、詰め物した右の歯を使わないように左側だけで物を噛んでいたら、奥歯に鈍痛がするようになって。
それで、歯医者を変更したのです。
以下は二つの医院の比較です。
昔のクリニック | 新しい医院 | |
説明 | X線写真を撮る前に、神経を抜くこともあると言われました。 | X線写真を見ないで勘で処置するより、写真を撮って、見てからにすると言われました。 |
X線写真 | 全体と部分の写真を取り、ネガフィルムを見せてくれました。 | 全体のパノラマ写真をとっただけですが、PCの分析ソフトを使って説明してくれました。 |
処置 | セメントを詰めただけで、下の歯の歯石取り。 | 神経にはまだ遠いので削る処置をするけれど、痛かったら麻酔を打ちますと言われ、ほんのちょっと削っただけで、樹脂の詰め物を入れてくれました。 |
方針 | 下の歯の歯石を取ってから上の歯に行くとのことでしたが、肝心の歯に関してはどういう処置にするかは何も示されず、〇〇と〇〇にも虫歯があるそうで、暗にそれも治療するスケジュールになっていたようでした。 | 型取りをして1週間後には、もうセラミックの歯が入ります。 その後、順番に虫歯を治療する予定。 |
ビル | 地下で薄暗いです。今までは、あまり気にしてませんでしたが。 | ビルの2階で明るく、窓から樹木や、椅子に坐って体を起こすと歩道を歩いている人も見えます。 |
内装 | 椅子のヘッドレストが首を支えるものではなく、緊張したせいか頚が凝りました。 洗面器はあまりきれいではなく(前回もそう思った)、ステンのコップもちゃんと洗ってるのか疑問。 |
頭の形にくり抜かれているヘッドレストとベッドのように長い平らな椅子で快適。 洗面器は真っ白で、コップは使い捨ての紙コップ。 天井はウッドで、ボリュームを下げた癒しの音楽がかかっています。 |
感想 | 従来の歯医者です。担当がしょっちゅう変わる。 | 親しみやすい歯医者を目指し、親切なスタッフが自慢とのHPでした。 なるほど、随所に顧客の満足度を上げる工夫がされています。 |
相手の身になって考える。とても大事なことですね。
今すぐ歯が痛んでいないとはいっても、そこの部分を使えず口の中が不快なまんまにしている歯医者。
流れ作業的に仕事をこなしているだけで、『癒し』という大事なことが抜けている。
整体にも通じることだと、いろいろ考えさせられました。