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推拿症例分析は

とっても久しぶりにブログを書いています。
今週は16個も試験があり、頭が飽和状態で、もう、上っ滑り状態になり、本を見ても頭に入らなくなってしまいました。
頭に入るときは、砂に水がしみ込むように、スウーッと入っていくんですけどねえ。

頚や肩がパンパンになり、経絡が阻滞されて気血が脳に入っていかない...そんな状態です。

ところで、中医学のカルテは、「理・法・方・薬」。つまり、治法と方剤の内容が記述されますが、
推拿学のカルテは「理・法・方・術」。
薬が記載される代わりに、どんな手技が使われるかが、記載されなければなりません。

たとえば、頚椎症の椎骨動脈型の場合、
症状としては、頭痛、耳鳴、心悸が起きたりします。
それは、頚椎の横突起の孔、つまり横突孔の中に椎骨動脈が通っていて、脳や脊髄の血液供給をしているから、椎体の間隔が狭くなると椎骨動脈が圧迫されるためです。
原因は、パソコンを長時間やっているような、頭を常に垂れている人がなりやすい。

その場合の治法は、

舒筋活血・解痙止痛

座位
1.風池按揉。1分。
2.三指捏拿法:風池穴〜頚根部。5分。
3.こん法:頭、肩、上肢。5分。
4.頚根部抜伸法
5.肩井提拿
6.揉法・拿法:上腕二頭筋と上腕三頭筋
7.弾撥法:腋下神経叢分枝。手指にしびれ感を感じるまで。
8.牽抖上肢。2〜3回。拍打。

注意事項として、
・長期に頭を垂れたり、うつぶせで仕事をするのを避ける。
・重いものを持つのを避ける。
・枕は適当な高さのものを。

と、なります。

中医の体系は、薬、鍼灸、推拿 が、三大療法。
中国では、一人の中医が、鍼をうち、推拿をし、煎じ薬も出します。
トータルで考え、治療されると、相乗効果で早く良くなるようです。
まあ、中国の方は、具合の悪い人は毎日治療に来て、料金も日本に比べるとお安いようですが。

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