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ミシュランの二つ星、馳走きむら、に行ってきました

きむら外観ミシュランの星二つという「馳走きむら」に行ってきました。
高校の友人たちとの会食で、美味しいものを食べるのが生きがいの友だちが、4時間かけて取った予約だというので、気合を入れてお腹をすかせて行きました。

さてさて、4時間もなんでかかったの?、ということから。
友人は、高校の先生で休み時間に電話がつながらないなあと、何回もトライ。
次の休み時間も。
それでも話し中でつながらないので、別のお店に電話したけど、あいにくお休み。
再度、きむらにかけて、無事つながった、ということです。


黄身酢和えお刺身粕汁煮物牛肉たたき湯葉ご飯漬け物デザート田園都市線あざみ野駅から5分くらいの場所に、「馳走きむら」はありますが、ミシュランさん、よくぞ繁華街でもない場所にお越しになったわね、という場所です。
テーブル三つとカウンターの小さなお店ですが、おだしが美味しかったー。

和食の基本は、だし、ですからね。
それぞれ、微妙にだしは変えているのでしょうけど、どれも薄味だからこそ美味しいだしが際立つお味でした。

素材は、もちろん、いうまでもなく良かったです。
私は、牛肉は短角牛のような赤身の肉が好きなのですが、さしが入った和牛の美味しいお肉が登場しました。

次から次へと料理が運ばれてくるけど、美味しいから、どんどん食べれちゃう。
最近は、以前のように大食漢ではなく、食が細いので、美味しくないと手が止まります。食べれなくなるのです。

食べすぎると未消化の食物が、からだの中で停滞して、それが毒素になる、そう思うと平気で残せるようになりました。
過ぎたるは及ばざるがごとし、です。


☆初めにでてきたのは、帆立ての黄身酢和え。ねっとりした黄身酢が、これから登場する料理たちの期待感をはずませてくれます。

☆お刺身は、わさびの隣に菊が添えられていて、緑と黄色の対比が美しい。
大間のマグロと、ひらめ(青森だったかな)で、鮮度が良く、さすが、という感じでした。

☆粕汁のなかには、薄い大根が入っていて、生麸もねっとりとしてる。お味は、だしの良さが際立つ美味しさ。

☆にしんや野菜の炊き合わせ。
友人が、以前、にしんそばを京都で食べたけど、おそばの上に鰊だけしか乗っていなかった、というので、私も、「松葉」のそれを思い出しました。
おそばに乗っている鰊とは違い、味は他の野菜より濃いめでしっかりついていましたが、思わず、美味しい!、と口に出る。うまく味付けしているなあ、と納得するものでした。

☆牛肉のたたき。
普段、和牛なんていただかない私でも、脂と赤身がほどよく混ざり合った美味しいお肉とみとめざるをえませんでした。
牛肉の美味しさは、赤身にある、と思っていても、美味しいものは美味しいのね、です。

☆湯葉ごはん。
どこぞの有名店で、でてきたご飯は、トウモロコシと蛸の入った蛸めしでした。給仕したサービスの方が、有名店にあるまじき、給仕の仕方で、私のところにきたお茶碗には、蛸がたったの一切れしか盛ってありませんでした。
なんたること!、です。
それと、比べると、一人一人の器に気をつかって盛られているし、第一、湯葉ごはん、て、洒落てるじゃありませんか。
とろみのついた餡と湯葉が絶妙、そのうえにあるキノコの天ぷらがアクセントになって、パリッとシャキシャキ、とろーり、といった感じです。
香の物も、冴えていて、美味しかったです。

☆デザートは、さつまいものプリンでしたかな?
黄色のプリンと対照的に、器に布かれていた真っ赤に紅葉したもみじが鮮やか!


目でも愉しむ、日本料理の良さが、存分に味わえる、馳走きむらでした。

美味しい素材で作る「お家ご飯」が好きなので、友人と会食じゃなければ、わざわざ、ご飯を食べにいかない私。
でも、こんなに、ナイスで、幸せな気分になれるところなら、大歓迎よ。
友人に、感謝!

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