イリエ・ル・ジョワイユーはお洒落なレストラン
南青山のしゃれたフランスレストラン、ピエール・ガにエール東京の料理長をされていた方が開いたお店だそうです。
近くには、ヨーロッパで見かけそうな雰囲気のお洒落なサンタキアラ教会があります。(最初の写真は、その教会です)
3種類のプチパンが、温められた石のような台にうやうやしく乗っています。
カレー味のポンデケージョ、玉葱とベーコンのフィナンシェ、と、クッキー(聞き忘れました)。
出されたパンは、最初は、バターロール系のパン(リッチタイプ)、次はフランスパンだったようです。自家製かな。
新緑のパレット
かじき、ソラマメ、クリームチーズのアミューズ。いわゆる、フランス料理の突き出しですね。
緑が鮮やかで、これから供される料理に期待感が湧きます。
ガラスの器は、涼しげでさわやか。
ホワイトアスパラのババロア、ワサビの葉が傘のようにかかっています。
帆立のプティパケは、ワサビの葉に包まれて、ピリッとしたアクセントがあり、和風で美味しかったです。
穂紫蘇の紫が、お刺身に添えられているのとは違って,真ん中で自己主張しています。
アスパラは、ババロアと生のアスパラそのものが入っていて、その触感の対比が楽しい。
肉料理が、紫で統一されてるのを初めていただきました。牛頬肉の煮込み、添えられた紫キャベツ(ベールがかかったものと、マヨネーズソースのようなもので和えられたもの)、マスタードも紫、肉に飾られたパンジーも冴えたブルーで、お料理を引き立てています。
一直線に縦に盛られたラインが、白い器に描かれた一枚の絵画を想像させます。
プティデセール
生ライチと木苺の上にドーム仕立ての泡泡のシャーベットがほっこりかかって、穂紫蘇が降りかかっています。
見えない所から何が出てくるか、という愉しみがあります。
ワサビと帆立の前菜の時に、花穂紫蘇が使われていたので、ここは他のエディブルフラワーだったほうが嬉しかったな、と思います。
例えば、カモミールとか、もしくは逆に前菜にナスタチウムを使うとか。
味的には,ワサビには紫蘇のほうが合う気はしますが。
グランデセール
バニラ風味のマンゴースープ、ホワイトチョコのムース、アクセントに生姜とシガレットが添えられています。
ローゼンタールのスープ皿を思い出しました。
えらく大きなお皿の真ん中にマンゴーのカットされたものと、マンゴースープが供されています。
お料理をいただいた後に、口コミを読みました。
オーナーシェフの入江さんは、女性向けに作っているらしいです。
それを、女子供向けと称している方もいましたが、私は女性向けに少量で目で楽しめて、ゆったりした席で静かに会食できる空間は好きだな、というのが感想です。
食事が終わった席に一つずつ、入江シェフがご挨拶に見えられるのも、好感が持てました
メインも重くないので、最近小食気味の私でも,おいしいからゆえに、すいすいいただけました。
男性や大食の方は、ちと物足りないかも。
表参道から近いのに、ちょっとわかりにくい隠れ家のようなところ。
久しぶりの誰かとお食事、となったら、また訪れたい場所です。
---------------------------------------------------------------------------------------------