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七草粥

1月7日は「七草粥」をいただく日でしたね。
1月6日にスーパーに行ったときには、店頭に七草盛りの籠がいっぱい並べられていました。
が、それらの七草たちがとーってもみすぼらしい。
あれでお粥を作ってもパワーなんて出ないでしょう、てなことで、芹しか買いませんでした。

それでも、七草粥の効能は知りたい、ということで調べてみました。
しかし、あいかわらず、わからないものも多いのです。
古代中国にあったものは研究されていても、日本のものや西洋のものは当然中国にないので、それについての文献がない。
きっと、どこかにあるんでしょうけれど、今の私にはわかりかねます。

七草粥そのものは、お正月の御馳走をいただいた後の、弱っている胃腸をいたわるための食べものという認識ですが、現代ではもっと良いお粥がありそうです。
都会では母子草やタビラコなんて手に入りませんし、はこべですら道端のを引っこ抜く勇気はありません。(誰かが立ちションしたかもしれませんし)

個人的にはチャングムの中でクミョンが作った『五子粥』のほうが、現在でも作ることができ、なおかつお腹にやさしいと思っています。

薺(なずな)に関していえば、薬膳料理に結構使われています。
炒めたり、餃子の具に入れたり、割とポピュラーな食材のようです。

             
材料 現在名 五味 四気 働き
芹(せり) せり 甘、辛 帰経は肺、胃。体の中の余分な水分をとり、熱をさまし、止血効果があります。
薺(なずな) なずな 帰経は肝、腎、脾。体の中の余分な水分を排出させ、お腹を整え、止血作用があります。
御形(ごぎょう) 母子草
繁縷(はこべら) はこべ
仏の座 タビラコ
菘(すずな) 蕪(かぶ) 甘、苦、辛 帰経は脾。気を増し、食欲を促進し、胃を温め、咳を止める働きがあります。
蘿蔔(すずしろ) 大根 辛、甘 帰経は肺、胃。消化を助け痰を除き、脾胃の調子をととのえます。

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