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陰陽のお話(生気通天論)

陰虚(暑がり)なのか、陽虚(寒がり)なのかは全然反対の性質ですが、実際の人間の証はそう簡単にはわからず、間違ったら対処方法も間違ったものになってしまうので、これはかなり問題です。

黄帝内経素問の生気通天論(まんが黄帝内経参照)には、

人体の陽気は、太陽と同じようなものである。
太陽は天に高く輝いて万物に生命力を与えるように、人間の陽気も体の上部に多く集中し、体の外側に居って体を外邪から守る。
ただし、陽気は寒気に遭遇すると、開き戸の軸が臼の中にあるように体の中に引っ込んでしまう。
陽気は熱と活動の性質があるので、体内に久しくこもると体が熱して興奮しやすくなる。
陽気は太陽と同じように朝よみがえり、人体の外に出て体を守る。
昼頃には陽気は最も旺盛である。
太陽が沈んでいくと、体表の陽気は少なくなり毛孔は閉じる。
陽気は夜に体の奥に居るので、夜はよく体を休め霧や露の冷えを避けるべきである。

とあります。

太陽は熱エネルギー、人間も、朝太陽が昇るとともに陽気が体表に出て行くということは、陽気イコール衛気ってことでしょうか。
そして、だんだん太陽が沈むにしたがって陽気も体内に入っていくと、陰虚の人はますます陽盛になるので相対的に陰は不足し体の中は水分不足、体内は熱がこもりがちになります。
だから、午後の潮熱や盗汗(寝汗)が起きるんですね。

でも、陰虚はこれで説明できるとしても、朝は冷え性で、夜は口渇があるのはどう説明すればよいのでしょうか。



コメント

衛気って、毛穴の開閉をコントロールする役目もありますよね。
夜寝ているときに汗をかくっていうのは、衛気が中に入って、ふつうだったら毛穴が閉じるはずなのに開いたままになるってこと?
う〜ん、なんかこんがらがってます。

それに陽虚が加わると、なにがなんだか……

太陽が沈んでいくと体表の陽気は少なくなりってことは、衛兵が少人数になっちゃって、その手薄の状態のうちに内部からの熱が吹き出て来るから、思わず手薄の毛穴が開いちゃうってことでしょうか。
うーん、むずかしい。

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