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陰陽って今でもよくわからない

中医学の基本の基本、陰陽の考え方、
わかっているようでいて、本当はよくわかっていないのです。

陰陽は、対立、消長、互根、転化、平衡、とあり、
陰陽の対立の項目がある本を読んでも、それが消長といっしょになって説明されていたりするから、よけいに理解不能になります。
パターンを覚えてしまえばいいのでしょうが、それでは根本的に理解したことにならない。

『陰在内、陽之守也、陽在外、陰之使也。』
これは、「素問・陰陽応象大論」の中のことばですが、確か陰陽互根を説明しています。

『益火之源、以消陰翳』
『壮水之主、以制陽光也』
などは、「全訳中医基礎論」で、出典が、「素問・至真要大論」と書かれていたので、そのことばを現代語訳版で3回も探してしまいました。
どうも、黄帝内経太素における王冰の注らしいです。
虚寒証、虚熱証に対する治療方法をいっているらしいですが、陰陽のどの種類なのかというと.....
(興味を持った方はご自分で勉強してくださいませ)

陰陽なんて簡単!とおっしゃる方、

愛媛中医学研究会のページで、中医学を学ぶ学生向けの問題集というのがあります。
トライしてみてくださいませ。

コメント

はじめてメールさせていただきます!
私は薬膳の勉強を始めたばかりなのですが、情報が少なく、こちらのサイトを見つけることができてとても感動しています!
今、北京中医薬大学日本校への入学を迷っている身で、いろいろ参考になりとても助かります。
どうもありがとうございます。

出身だから、お薦めするのではないのですが、1年間で薬膳を体系的に勉強して、なおかつ世間一般に指針となる資格をとれるという点ではよろしいかと思いますよ。
さらに、中医学を勉強したい場合は、他の学校もあります。

問題集 プリントして試してみようと思ってます。昨日、チラッと見たんだけど結構忘れてるかも・・・・(覚えて無いとも言えますが)勉強しても覚えないうちに忘れちゃう!!

問題集をやると、素問のことばがいかに中医学の基礎になっているか、いやというほど思い出させてくれますよ。

コメントありがとうございました。
これからもお邪魔しますのでどうぞよろしくお願いいたします!

素問・・・確かに中医学の要ですよね。これを どう理解するかによって、ずいぶん違った展開になると思います。やっぱり 中国語の勉強が必要かなぁ〜?

中国語の勉強といっても、会話じゃないしねえ。
中医学を読むための中国語って、どこで習えるんでしょう。

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