方剤の1日分?
黒龍江中医薬大学の薬局で写した写真です。
セルロイドに処方された薬の量が、半端な量ではありません。
これ、多分セルロイド1枚分が、1日分の煎じ薬です。
漢方薬の本場とはいえ、これだけの量を煎じたら、ずい分濃いものができるんじゃないかな。
処方箋を見ながら、シュッシュッシュッと中薬を加えていく手つきに見とれていたら、いつの間にかこの量に。
日本なら一人ずつ各人に応じた処方を出す自費診療だったら、1日分が700〜800円ぐらいになるのに、本場中国なら格段に安い。
おそらく、1/4ぐらいじゃないでしょうか。
この処方箋は、内科だけではなく、推拿科や鍼灸科でも処方されます。
総合治療の方が効果があるといわれていますが、鍼の料金、推拿の料金、方剤の料金と、それぞれプラスされていく方式なので、医師も病院の経営を考えて、プラスしていく傾向があるかもしれません。
患者の方からしても、いろいろやってもらえた方が効いている気がしてくるので、需給バランスがとれているといえるかもしれません。