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エシレバター(echire)

エシレ<br />
英国王室、フランス大統領府、モナコ王室などの御用達といういわく付きのエシレバター。
たまたま最寄りのスーパーで見かけました。
高級品バターということとフランスから空輸されていることもあり、50gのお値段も、「えっ」というお値段です。

ワクワクしながら、一口手製のパンに塗って頬張ってみると、
『ん、旨味があまり感じられない。』
『クリーミーだけど、醗酵食品特有の醗酵の旨味はあまり感じないなあ。』
というのが、感想です。

帝国ホテルの醗酵バターも食してみましたが、よつ葉の醗酵バターの方がより旨味を感じます。
牛乳の中のクリームに乳酸菌を加えて醗酵させたものをチャーン製法で丁寧に練り上げましたと、帝国ホテルのにもよつ葉のにも書いてあります。

エシレは、そのチャーン製法で、通常ステンレスの桶を使う所をチーク剤の桶で手作りしてるのだとか。
味噌、醤油、漬物など、湿度の高い日本では、醗酵食品は数えきれないくらい昔から作られています。
バターといえども、醗酵食品。
日本人が醗酵食品の味がわからないはずがありません。

しかし、超高級バターなのに満足感が得られなかったので、否、そんなはずはない、と、目をつぶって舌に味を集中させて食べたり、おかしいなおかしいなと思いながら、ついつい食パン1枚とフェンネルパン2個も食べてしまったら、夕食タイムになってもお腹がすきませんでした。
やはり、バターは脂肪分ですものね。

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