ベビーコーンのヒゲ入りご飯
薬膳でとうもろこしご飯といえば、定番のひげ入りご飯です。
この季節、大きなトウモロコシを収穫するために摘果するので、ベビーコーンがベジタ(大地を守る会の野菜パック)に入ってきます。
ちゃあんとした大きなとうもろこしのヒゲも軟らかなところは、もそもそしないので、一緒にご飯に炊くことができますが、やはり今はベビーコーンです。
水分を含んだ赤ちゃんとうもろこしの周りに、ベッドのようなやわやわのクッションひげ。
このひげ部分は、中薬の玉米鬚(ぎょくべいしゅ)。
湿度が高くなり、体内の水分をうまく排泄できなくてむくんだりしたときに効果を発揮してくれます。
漢方薬屋さんで、「浮腫みがひどいんですが」というと、乾燥した南蛮毛(なんばんげ)を出してきます。
フレッシュだとしなやかで絹糸のようですが、乾燥すると茶色の髪の毛のようになり、だから南蛮毛です。
今回は、ベビーコーンにしめじも混ぜて。
5つはごはんに、1つはスープに入れてみました。
とっても軟らかいので、スープにも結構イケマス。
コメント
こんにちは。はじめまして^^
いろいろな中医学や薬膳の記事を興味深く拝見してます。
韓国で一般的な「コーン茶」をお土産に買おうとコンビニでトウモロコシの絵があるお茶を購入したら、トウモロコシのヒゲ茶でした。
そんなものがあるのか、失敗した〜と当時は思ったのですが、味はコーン茶と同じように香ばしくて美味しく、こちらの記事でヒゲはむくみに良いと知り、今頃得した気分になっています^^
投稿者: ちょぴはぴ | 2009年06月06日 19:40
先日、私も韓国薬膳のお店に入り、トウモロコシのお茶をいただきました。
そこでは、普通のお茶(無料のお茶の意味)として出していました。
甘味があって、とうもろこしの味のするおいしいお茶ですよね。
残念ながら、ポットの中を覗いてもお茶の元は入っていなかったので、鬚部分かどうかはわかりませんが、実だとかえってお茶としての味はあまり出ないですね、たぶん。
中国人の先生たちは、『日本人は薬になる部分を捨てている』と気の毒そうに言うことがありますが、これも又しかり。
投稿者: toukikou | 2009年06月09日 15:24