酸化したアーモンド石けん
この写真は酸化してイエロースポットが出たアーモンド石けんです。
マルセイユの配合でオリープの代わりにスイートアーモンドを入れたものです。
この石けんは保存状態が悪かったわけではありません。
作ってから1か月ぐらいで、すでに酸化したのに気づきました。
なぜ、こんなに早く酸化したかには心当たりあり。
某百貨店の中にある輸入食材店で売られていたスイートアーモンド油は、お風呂の愉しみネットストアで販売されているものと同じでしたが、賞味期限が残り1か月しかなかったのです。
廃油で石けんを作るくらいなのですから、石けんを作る段階ではまだ賞味期限はセーフかもしれないと思い、そのときはスイートアーモンドを入れた石けんを作りたかったので、期限切れ間近なのを承知で作りました。
しかし、白い石けんに黄色の斑点がつくと、いかにも情けない。
いくらスイートアーモンドが酸化しやすい油といえども、石けんとして使える状態になったときに賞味期限が切れるはずだったので、いささかショックです。
それ以来、賞味期限を気にするようになったのはいうまでもありません。
そして、スイートアーモンドやその他の不飽和脂肪酸が多い油を使うときは、ローズマリーオイルエクストラクトを添加して少しでも酸化を遅くするように気をつけています。
ROEを入れるとくすんだオレンジ色になるので、私の場合はアーモンド入りの石けんはもう白にならないです。
使用感としては、そう悪くはありませんでした。
スイートアーモンド特有のやわらかなフクフクした泡がたち、髪は触り心地良く柔らかです。
でも、翌日はへなっとしてこしがなくなるような感じです。