最高に贅沢なオレンジ石けん
前田京子さんの最高に贅沢な石けんのオレンジパージョンです。
配合比率も、鹸化率も変えています。
それにしても、同じことを考える方は多いのですね。
最高に贅沢な石けんのパーム置き換えでレッドパームにしている方をお見かけしました。
スイートアーモンド油20%、EXVオリーブ油40%
ホホバ油8%、レッドパーム油14%
ココナッツ油18%、ローズマリーオイルエキストラクト
ルイボスティー
鹸化率95%
※苛性ソーダを溶かすのにただの水を使うよりルイボスティーを使った方がトレースが出やすいかと思い、毎日飲んでいるオーガニックのルイボスティーを使っています。
ティーとはいえ、煎じているのでとても濃いです。
レッドパームの方がホワイトパームより融点が低いので、ただ置き換えるとオリジナルより柔らかい石けんになってしまいます。
それで、このレシピはココナッツを増やし、柔らかいアーモンドを減らしていますが、冬に放置タイプで作った石けんは、良く言えばしっとりしていますが、非常に柔らかい。
硬い石けんには遥かに遠いものとなりました。
あまり論議されていませんが、硬い石けんを作るためには、
1. ハードオイルを増やす
2. 鹸化率を上げる
3. 塩や真珠といった硬くなる成分を入れる
以外に、型出しまで石けんが必要とする温度を保ち、オイルと苛性ソーダの化学反応をできるだけ完結させることが重要だと思います。
[使用感]
鹸化率を95%にしているとはいえ、最高に贅沢な石けんで髪を洗って使い心地がいいのかしら、と最初は半信半疑でした。
けれど、ホワイトパームをレッドパームに変えると、なかなか良いです。
あら、意外だわ。
スイートアーモンドやオリーブの配合も異なるので、そのせいかもしれません。
オイルの配合比によりでき上がりの石けんの質感が変わるというのは、本当ですねえ。
●最高に贅沢なオレンジ石けん2
[さらに配合を変えて作ったら]
その後、スイートアーモンド油をかなり多くし、オリジナルの最高に贅沢な石けんに近づけてみました。
髪に良い石けんが好きな私にとっては、これは意外なほど良くありませんでした。
ツルッ、シトッが足りないし、リノール酸が多い配合だと髪のまとまりがよくありません。
最高に贅沢な石けんは、やはりフェイスバーだったんですね。