日本酒(柚子の葉入り)石けん
実家のご近所さんのお庭には柚子の木があるそうです。
柚子の実がだいぶ色づいた頃、母のそのお友達は全然面識のない方から言われたそうです。
「あのう、少しでいいんですけど、柚子を分けていただけませんか。」
「人にあげて、なくなっちゃわないうちに、早くとりにおいで」
と言われた母は、急いでいただいて来たとか。
枝ごといただいてきたので、葉っぱつきの柚子でした。
柚子は余す所なく、使い切り。。。
皮の一部分は千切りにして果汁と蜂蜜とともに煮て、柚子ジャムに。(これは、お湯を注げば柚子茶になりますし、ハーゲンダッツのバニラにかけるとおいし〜。)
皮と葉は軽く干してから粉にして、ジップロックに入れて冷凍庫に。
種は軽く干してからアルコール水に漬けて、化粧水に。
残った白い袋の部分はお風呂の浴用剤として。
そして石けんには、葉と柚子の皮を入れる予定だったのですが、型入れするときに肝心の皮を入れるのをすっかり忘れました。
だから日本酒石けん(柚子の葉入り)です。
米油15%、EXVオリーブ油40%
カカオバター5%、ひまし油5%
パーム油20%、ココナッツ油15%
柚子の葉チンキ、浦霞
鹸化率95%
柚子の葉はひたひたになるくらい無水エタノールを入れ、日本酒を加えてからアルコールは煮切って冷蔵庫へ。
チンキは、色付けしたのかと見まごうほど真緑色。
これぞ、天然の色なんでしょうね。
石けんにしたら、やはり色は飛んでしまいました。
<参考記事>柚子石けん(ラム酒入り)(柚子の皮を入れました)
[使用感]
日本酒を使った化粧水などもあるくらい、日本酒はしっとり感を生みます。
麹のおかげでしょうか。
でも、甘酒の石けんに比べると、こちらの方が私は好きです。
甘酒はアルコールを含まないので、アルコールを飛ばして使う必要がないのは作りやすいといえますが、飛ばしているはずのアルコール入りの石けんの方が使い心地が良いと感じます。
(酒粕を使った甘酒は、厳密にいうと甘酒とはいわないという説もあります。麹を使って甘味を出しているのが甘酒で、子供も飲むことができます。)
おそらく、醗酵してアルコールが発生するとき、他のものも生成されているからではないでしょうか。
チンキを利用した石けんとはまた異なった独特のしっとり感があります。