飛騨・高山の美食の旅 続き
朝から豪華なご飯は、久しぶり。
旅に出ないと、ゆっくりいろいろいただきません。
いつもは、パンぐらいしか食べないので、胃がびっくりしています。
昼御飯は、五箇山・白川郷への定期観光バスに乗ったので、白川郷が一望できる天守閣での食事です。
かた豆腐のほう葉味噌は、豆腐の水分があまりないので、意外とイケルお味でした。
観光バスに付いている食事にしては、なかなかです。
プロのカメラマンが撮ってくれる、観光バス乗車の人たちとのワンショットは、さすがプロが撮った写真で、背景になる白川郷の景色が抜群でした。
1枚1500円と言われて、皆、一瞬、えっ。
しかし、私は買ってしまいました。
スキャナーで取り込んで、皆に分けたので、ばっちり元は取れましたね。
先付-よもぎ豆腐蒸しウニ
1日目と異なり、メニューはがらりと変えられており、目で愉しんで口で喜んで、わいわい騒いで、乾杯です。
色鮮やかな翠のお豆腐に、黄色の雲丹が引き立っています。
吸物-帆立しんじょ、結び鱚
おだしが美味しかった。
すり身にすると、海老にしろ帆立てにしろ、素材の持つ触感がなくなりフワフワ部分だけになるので、しんじょの味は私にはよくわかりません。
ガツンとしたインパクトのある味が好きなので、繊細な日本料理は実はよくわからないのです。
お凌ぎ-飛騨牛ヒレ肉岩塩焼握り
飛騨牛にぎりは、立ち食いで食べさせてくれるお店があるとかで、この一品をいただいたら、さらに握りで昼食も良いかな、と。
岩塩の旨味が、飛騨牛に乗ってますます美味しくなる。
炙った牛肉もご飯によく合いますね。
前菜
糸南京とくらげの胡麻和え、青梅甘露煮、とこぶし、山菜麸田楽、花咲き海老、結びのし梅
花咲蟹は知っていましたが海老もあるんですね。
色とりどりの、目でも食べたくなる美しさ。
こういうものは、家庭ではいただけません。
お造り-鮪、ヒラメ、鯛、ウニ
日本海が近いので、そちらから運ばれたもののようです。
飛騨は木に囲まれた山の中なのに、別天地みたい。
飛騨の木組みを使った家具は有名ですが、友人の一人が椅子を2脚購入しました。
私も欲しかったけど、素敵な木の椅子は、とってもトッテモ重かったんですよね。
歳をとってきたら、椅子移動させるだけでも一苦労しそうで。
あ、こんなことを考えること自体、すでに年寄りかも。
炊き合せ-萩飛龍頭、紅葉麸
関東ではがんもどきと呼ばれますが、京都に近いとひりょうずになるんですね。
紅葉麸が出てくると、京料理を想像してしまいます。
ここの板前さんは、絶対京料理を修行した方に違いありません。
がんもどきには、銀杏と百合根は入っていないという説があるそうです。
そういえば、そうかも。
焼物-天然鮎塩焼き
鮎の塩焼きは久しぶりです。
天然だと変な臭みがなく、ばくばくいただいてしまいました。
養殖だとブクブク鮎が太っていて、胴腹が丸くて脂肪が多いんですよね。
はて、鮎にはなぜ蓼酢なんでしょう。
鮎の香気を味わうには、ということらしいんですけど。
台の物-飛騨牛しゃぶしゃぶ
メインのしゃぶしゃぶは、もちろん美味しかったです。
牛サン、いただいてごめんなさい、と心の中で手を合せ。
強肴-飛騨牛ローストビーフ
昨日はステーキ、本日は飛騨牛にぎり、しゃぶしゃぶ、ローストビーフと、手を変え品を変えて。
やっぱり、肉の醍醐味はステーキでしょうか。
ローストビーフにすると、飛騨牛の良さが半減するような気がしました。
留椀・香の物
八丁味噌仕立てのお椀は、口の中がさっぱりとして、すっきり、最後のしめくくりにはぴったりです。
赤かぶの漬け物は、自然な色合いで好感が持てました。
なぜ、いまだに漬け物に着色するところが多いんでしょうか。
不自然な着色やアミノ酸を使用していると、消費者をだましているような気になってきます。
果物-季節のフルーツ盛合せ
ここまで来ると、かなりお腹がいっぱいです。
目が食いしん坊で、食べてしまいましたが。
ケーキが、どーんときました。
最後の3枚の写真は、3日めの朝御飯です。
朝からデザートが出たんだっけ?、と写真の日付を確認してしまいました。
だし巻き玉子が、綺麗です。
朝は、やはり玉子料理。でも、だし巻きは時間がかかります。
旅館ならではのお食事をいただいて、上げ膳据え膳の2泊3日は、あっと言う間に過ぎていったのでした。
---------------------------------------------------------------------------------------------