黄色の菊花茶
菊花は、食用として売られている黄色のものや、紫の「もってのほか」がよく知られています。
ここで、お茶として使っているのは、「杭菊花」という名称で北京で購入したものです。
色は黄色で、杭州産の菊花という意味です。
もう一種類、同仁堂で「貢菊花」として白い花の菊花が売られていました。
白い方が値段は高かったのですが、お店の人の説明では、黄色の方が味は濃く出るといわれました。
その説明のとおり、白い方は菊花が苦手な人でもプーアール茶といっしょにして菊花プーアールなどにすると、ほとんど気にならないくらいの柔らかな香りです。
黄色の方は味も香りも濃く出ています。
写真のお茶の水色を見ると、薄黄色になっているのが、おわかりになるでしょうか。
菊花は、辛凉解表薬の中に分類されており、風邪薬に使われていたり、目の疲れをとる明目の効果があるといわれています。
本によると、黄菊花は味苦で泄熱に長じ、疏散風熱にすぐれ、
白菊花は、味甘で清熱に長じ、平肝明目にすぐれている、とあります。
冬に風邪をひいたり、熱のあるときや、目が疲れているときは、お薦めの一杯です。
写真では飾りとして二つの花びらを入れていますが、ポットに適当につまんでお湯をさしたものから蓋椀に注いでいます。
お茶にする前の菊花の色はかなり黄色いのですが、お茶にすると花びらから色が抜けるのです。
食材 | 性味 | 四気 | 帰経 | 効能 |
菊花 | 辛、甘、苦 | 微寒 | 肝、肺 | 疏風清熱、解毒、明目 |
コメント
おー、忙殺されてチェックをしない間に
がんばって書いてるね。継続は力なり。
同じ大地仲間なので、話がわかっておもしろいです。
りんごの種ちがいは、とったことがありません。まだ、やってるかなー。
私はもっぱら、おまかせのベジタmです。結構たべであるのよね。
投稿者: sayoko | 2005年12月09日 22:17
りんごが冷蔵庫の野菜室にのさばっていて、ベジタLが入りきれません。
今まで何年もLで、一応消化してきたのに、ここに来てなぜか食べれなくなり、本気でMに変えようかと考え、ふと思い出したのです。
りんごのせいだと。
投稿者: toukikou | 2005年12月12日 08:39