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なぜ女は七の倍数で、男は八の倍数で成長するのか

『黄帝内経』によると、「女子七歳.腎氣盛.齒更髮長.二七而天癸至.任脉通.太衝脉盛.月事以時下.故有子.・・・・丈夫八歳.腎氣實.髮長齒更.二八腎氣盛.天癸至.精氣溢寫.陰陽和.故能有子.・・・・」

と、女は7の倍数、男は8の倍数で肉体に変化が起るとあります。
「なぜ女は7で、男は8なのか」と、高橋楊子先生(上海中医薬大学日本校講師)に質問した方がいたそうです。
それで、先日来セミナーを受講している者にも同じ質問が出されていました。

しかし、こんな哲学的な問題、わかる人はいませんでした。
先生は、上海に帰ったときに大学教授にも質問したそうです。

教授は「良い質問ですね。ちょっと考えさせてください。」と言ったそうですが、帰国しなければならなかった先生は日本に帰って易経を読んでいたときに、答がわかったということです。

易によると、「天一水生、地二火生、天三木生、地四金生、天五土生」といい、1〜5は基本の数字。

方位に関しては下図の通りでよいのかどうかよくわかりませんでしたが、五行の東西南北に照らし合わせるとこうなると思います。

1水
4金 5土 3木
2火

そして、数は基本となる生数に土の気である5を加えて成り立つ6〜10を成数と呼ぶのだそうです。

生数(すべての数の基本) 1 2 3 4 5
成数(土の気である5を加えたもの) 6 7 8 9 10

さらに、その成数を陰陽に分けると、奇数は陽で、偶数は陰、陽の気はプラスすることで大きくなり、陰の気はマイナスすることで大きくなるので、7は少陽、8は少陰になります。

奇数 7 9
少陽 太陽
偶数 6 8
太陰 少陰

成長過程では男は少陽の体を持っているので、少陰を掛け合わせることでバランスがとれ、女は少陰のからだを持っているので、少陽を掛け合わせるとバランスがとれる。

だから、男は少陰の数字である8の倍数、女は少陽の数字である7の倍数で成長していくということです。

コメント

そうなんだ〜。一回読んだ位じゃ理解出来ないので、プリントしてじっくり読んでます。

最初、ボーッと聞いていたら、6、7、8、9のところから説明が始まっちゃって、1〜5はどうなったのかわかりませんでした。
それで、自分で調べた結果なのですが、ますます易経を読む必要ありですねえ。

プリントして読んでも難しいです!!そう言う物かと思いつつ読みましたが、何故 少陽、少陰、太陽、太陰になるのかが全くわからん!! 易経読むと解るのかな〜。今 病因病機学の本で手一杯なのに、又 課題が増えた。トホホッ。

陽が多い(太陽)、少ない(少陽)、陰が多い(太陰)、陰が少ない(少陰)の意味でことばのとおりに受け取ればいいのかと、私は理解しました。
太陽、少陽、厥陰と考えると、半表半裏が少陽でしょ、ということになるんだけどね。

なるほど!!陰はマイナスすると大きくなるから 6が太陰で8が少陰になるのね。
私 こよなく偶数が好きなんだけど、それって女だから?って事なのかなぁ〜。感覚的には偶数が陽みたいな気がするけど、反対だったのね。

この中医学の限りなく哲学的なところが、私は好きなの〜。
物事の本質が、その理論によって導かれるとき、ナ・ル・ホ・ドー、になるのよね。

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