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「ぼーっとしようよ養生法」の記事

以前の記事で、夏に腎を養生しないでいつの季節にするのさの元になった記事を見つけました。

それは、何年も前、ひょっとしたら十年以上たっているかもしれませんが、朝日新聞(だと思う)に連載されていた鍼灸師の田中美津さんのものです。
他のものを探して引出しの中をひっくり返していたら、すでに黄ばんでしまったその切り抜きを見つけたのです。
そこから、ご紹介します。

汗は大事よ。「夏は1日1回必ず汗を出すように」と昔のヒトはいっている。汗が出れば、汗と一緒に老廃物も出る。だからその分、腎がラクできる。つまり腎は夏に休みをとるわけね。
腎は夏に休んで冬に働く。冬の寒さから私たちを守ってくれる生命力の源だ。ところが夏、冷房の部屋に入ると汗が引っ込む。そうなると腎にとっては冬と同じ、老廃物を体外に出す働き=排泄作用を一身に引き受け働きつづけなければなりません。休みをとらずに働けば、過労になるのは腎とて同じよ。
最近、コンピューターやOAの操作に従事しているサラリーマンや技術者たちにインポテンツが増えてるそうな。日々情報処理に追われてると、思考、判断、創造を受け持つ前頭葉がクタクタになる。そうなると、前頭葉は性行動も支配してるから、異性への感心が薄れ、性欲を喪失する.....と、言われていますが、原因はそれだけかしら。
落語に出てくる「腎虚の殿サマ」。腎虚とは過労やセックスのやり過ぎでフラフラ、ヘロヘロになってしまった状態です。生命力の源は、また性欲の源でもあるのです。
コンピューターに合せて冷房してある寒い寒い部屋で長時間働いてたら、汗なんて出やしません。汗がまったく出なければ、腎は過労に陥って、男性の場合とかく腎虚=インポテンツになりやすい。そう、人は脳だけで生きてるわけじゃないんですっ。
汗を盛大に出して腎を助けたいんなら、今がチャンス(この記事は夏でした)。夏は陽で、冬は陰。陰の冬は決して発散してはならない季節です。もしその時期に過度な暖房、厚着、飲酒などで汗をたくさん発散すると、皮膚から陽気が出てしまうので、相棒である陰気も必ず衰弱します。陰気の中心は腎。だから、冬に汗をかき過ぎても、腎は弱っていくわけね。

どうです。
わかりやすい説明ですねえ。
この記事はまとめられて、文庫になっているようです。
興味の湧いた方は本を読んでみてね。


コメント

帰りに本屋さんを覗いてみたけど、近所の本屋には売ってなかった。おもしろそうなので
ゲットしたいと思います。

私も、おもしろそうな本だとは思っていてもまだ読んでません。
田中美津さんの鍼灸院、「れらはるせ」もかなりユニークな鍼灸院とお見かけしましたよ。

うーん、明快。わかりやすいなあ。さっそくアマゾンで注文してしまいました。

私もゲットしておこう。
amazonて、クリックしておくとカートに貯めていくから、送料無料になるくらいの金額になったら送ってもらおう。

な〜るほど。amazonてそうやって使うのね。何か書いてあったような気がする。

以前、amazonでカートに本を入れたのはいいけど、購入するのは迷って閉じたの。
何日かして、別の本を買おうとしたら、前の本がカートに入っていて合計金額が思っていたより大きかったので気づいたというわけ。
ハハハ、使い方なんて全然見ないで使ってるから、ときどきポカしてまーす。

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