瘀血のときの鶏料理
中国で、食養で使う肉としては鶏が王様らしい。
気を補う肉として黄耆と一緒に煮込んだりしますが、今回は瘀血を取るための中薬と一緒に煮ています。
使ったのは、益母草、紅花、玫塊花です。
この料理のもとになったのは、たぶん「中医食療法」だと思いますが(家にあるはずなんですが、見当たらないので)、玫塊花ではなく月季花がオリジナルレシピです。
玫塊花はハマナス、月季花はコウシンバラで、それぞれバラの原種ですが、コンシンバラは学名にキネンシスと入っているので、中国が原産ということですね。
ガクが長いのが〇〇で、短いのが〇〇と先生が説明してくださったのですが、ごめんなさい、忘れちゃいました。
授業では、煮込みといってもスープのような感じで、中薬たちがスパイスのような効き方をしていて、料理のおいしさをアップしていました。
写真の状態だと紅花の入れ過ぎです。
紅花はとっても軽いので、電子ばかりで測っていて1g入れようとしていてこの分量になってしまいました。
授業では、煮込みの煮汁が赤くはならなかったので、紅花を控えめにして、玫塊花少量、益母草適量で煮るといいのではないかと思います。
煮るといっているのは、食材に対して浸るくらいの水を加えるため。
スープだったら、水の量が多いでしょう。
味付けは、お酒、塩、砂糖少々(この場合は黒砂糖がよろしいとのこと)で、醤油は入りません。
薄味の方がおいしい。(写真の料理だと濃い)
中薬を入れることによってまずくなるのではなく、入れることで体にも良くって料理も引き立てる、そんな料理ができることがありますが、この料理がまさしくそれ。
授業では、鶏ではなく、烏骨鶏でしたので、見た目にも薬膳〜してました。
コメント
こってりとして美味しそう!
この時期、私には温に傾きすぎかも・・・だけど、お血を改善する物って温性が多いよね。気帯からのお血で、湿熱が有る時って、何を食べれば良いんだろうね?やっぱり蟹かなぁ〜。
涼しくなったら、作ってみよっと。
投稿者: kame-san | 2007年08月03日 22:45
あ、ごめん。
こってりしてない方が、この場合はおいしいの。
スープのようにすると中薬がスパイスのように効いてきます。
瘀血を改善するには、温経(経絡を温める)ももちろんあるけど、凉血して改善しなければならない人もいるから、清熱凉血薬がいいんじゃないの?
牡丹皮とか。もち、益母草もね。
だけど、丹皮っておいしいのかな。
投稿者: toukikou | 2007年08月06日 12:03
益母草は時々使ってる。牡丹皮。いいかもね
お茶なら飲めるのかなぁ?どんな味だろう?
試してみるね。
投稿者: kame-san | 2007年08月06日 19:46
私は、丹皮は楊貴美酒にしか使ったことがないの。
まだ、生きてるかな。
だいぶ古くなってるけど。
投稿者: toukikou | 2007年08月09日 11:43