成長しているときは女は少陰、男は少陽
婦人科の推拿治療学のとき、女は7の倍数で歳をとり、男は8の倍数で歳をとるという説明がありました。
あら、また、7とか8の話になっちゃった。
なぜ女は七の倍数で、男は八の倍数で成長するのか
以前高橋先生の考えは聞いていたので、別の先生の意見も聞きたいと、質問してみたのです。
決して、先生を試した訳ではありません。
でも、私はいつも変な質問ばかりする、と先生に思われているのです。
授業の合間に質問したので、先生は別の先生にちょっと調べておいてとお願いしたらしい。
調べた結果は、黄帝内経の考証というか解読書(中国のものです)に、黄帝内経を編纂したといわれている王冰の解説が載っていたのです。
まあっ、思わず目が点になっちゃいました。
王冰の時代から、それについての考証があったんじゃないですか。
九は老陽の数字、八は少陰、七は少陽の数字、
成長過程においては、女は少陰の体、男は少陽の体(年をとると老陰や老陽になる)
陰陽のバランスから考えると、女は少陽の数字である八をかけた年齢で変化が起り、男は七をかけた年齢で変化が起る。
ということが、ちゃあんと記載されてました。
先生は、そういう意見もある、とのご意見でしたが、王冰のご意見ですよ。
納得いくと思いませんか。
根本的なところは、結局『易経』の世界につながる。
「まんが易経」でさえ、難解だったので、興味があっても手を出さないでいたけれど、やっぱり易を知らないと中医学の本当のことはわからないのかもしれません。
神田神保町には、易学専門の書店があるから、そのうち寄ってみましょう。