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頸椎症で腕が痺れたその後

10月30日(火)--事故で頸椎症になってしまいました。1時間後ぐらいから、右腕が痺れてきたのですが、自覚しませんでした。
どんな事故だったのかは、聞かないでください。いろいろ不都合なことがあるので。交通事故ではない、とだけ言っておきます。
10月31日(水)--会社でデスクワークをしていて、机の上に腕を置いているだけなのに、肩から正中神経の走行に沿ってビリビリと痺れが来るのを感じ、やっと、これはただ事ではないと気づきました。
そういえば、夜、床に着き、肩甲骨が下になるとジンジンするような異常な感覚があったっけ、と、このときやっと事故との関連性を理解したのです。

そして、ここから私の闘病生活が始まります。(なんて、おおげさな)
どんな治療で、どのくらいの回数が必要だったか、同じ症状で悩んでいる方がいたら参考になると思い報告いたします。

11月1日(木)--鍼とマッサージも受けられるT整形外科へ。
鍼の本数は5〜6本を局所に刺し、電気を流した後、マッサージを。
相当、頚、肩がいかれていたせいか、終わった後は軽くなったような感じがしました。
パルスは強く、筋肉を無理やり動かすので、個人的にはあまりすきではありませんが、調子が悪いときはある程度の強刺激は必要かもしれません。マッサージも圧の強い、グイグイ押すものでした。

11月2日(金)--再び、T整形外科。
前回と同じ治療。鍼は効いているような気がしましたが、マッサージが強過ぎて頸椎の一番やられている所に向かってグイーッと押されたので、思わず痛いーっ!
原因箇所をさらに痛めつけられているような気がしました。

11月5日(月)--三度、T整形外科。
3回目ということで、電気は流さず鍼治療をして、マッサージのみ。
何となく物足りない。

11月8日(木)--T整形外科。
中国では、頸椎症の人は毎日治療に通います。黒龍江中医薬大の研修では、せっせと毎日通って来る同じ方々を大勢見かけしました。私もそれにならって、でき得る限り治療に通って早く治したい。

11月9日(金)--友人が、頚をやられたのなら〇〇先生が良いわよ、と薦めてくれたので、推拿治療。
終わった後、肩や頚が軽くなりました。

11月13日(火)--前回と同じく〇〇先生の推拿治療。終わった後は軽くなるけれど、凝った筋肉をほぐしているだけのような気もしてきて、根本の深い場所に効かせるにはちと足りないような気もします。

11月19日(月)---T整形外科。保険がきくのは治療費の自己負担が軽くてありがたい。けれど、鍼の本数も少ないし、マッサージも人によって物足りない。保険で行えるマッサージはたった10分なのだから。
先生にまだピリピリ痺れますと言うと、「あなたは、頸椎に問題があるから」とか言われ、いくら変形していても事故の前までは何の問題もなく痺れなんて何もなかったのだから、今さら頸椎に問題といわれても、治らないと匙を投げているのかと思えてきます。

11月21日(水)--やはり、頸椎症には推拿より鍼の方が効くと思い、ネットで検索したP鍼灸院へ。
鍼を局所に7〜8本打ち、やはり電気を流すのですが、2本ずつ弱い刺激から自分がオーケーを出すまでボリュームを上げていってもらえます。筋肉がビクビク動くのは大嫌いなので、ジンジン程度の弱刺激で得気を感じられるのは嬉しい。終わった後は、竹の吸い玉療法。皮膚が突っ張ります。自分で具合が悪いと感じている場所は、吸い玉をはずした後、赤黒くなっています。
治療後、先生は「良くなると思いますよ」と希望を持ってくれたので、良くならなければ困るのよと思いつつ、治療への道筋が見えてきたようで気をよくしました。
けれど、治るまで十数回治療が必要といわれ、1週間に3回来ないとだめだとも強制され、予約をキャンセルすると事前予約はできなくなりますとおどかされました。ストレスが来る鍼灸院です。

11月23日(金)--〇〇先生の推拿治療。次はいつにしますかと問われると、なかなかキャンセルしにくくて。

11月26日(月)--P鍼灸院、2回目。この前来たのはいつと聞かれ、水曜日ですと答えると、1週間に3回来ないと、十数回では治らなくて、三十数回かかると脅されました。なんて、ところなんでしょう。仕方がないので11回分の回数券(5万円)を購入し、前回もらいそこねた領収証をくださいというと、前回のはもう発行できませんですって。いったいここは...(ストレス、溜まる)

11月28日(水)--別の〇〇先生の推拿治療。推拿治療といってもアプローチの仕方が違うものです。局所へのアプローチと全体へのアプローチ。でも、やっぱり推拿だと筋肉への負担の方が大きいような気がしてきます。もっと深い部分に効いて欲しいのです。推拿はやはり皮膚や筋肉に接触するので、浸透させるテクを持っている先生たちでも、私にとっては皮膚の方が痒くなったりしてきます。

11月29日(木)--T漢方クリニック。別件でかかっていたクリニックですが、鍼灸治療もできるのを思い出し、ついでに鍼治療もしてもらおうと、今までの経緯を話しました。どこに問題があるのかを問診で詳しく聞いてくれ、選穴したのが背中や腕だけではなく、中府穴付近の(中府ではないと思います)小胸筋の束のあるところを中国針でズズッと刺激してくれ、『そうなのよ、後ろ側だけのアプローチではなく私は前の方も問題あり』と思っていたの、を実践してくれました。
P鍼灸院の回数券を買ったのは間違いでした。でも、買った以上は行かなければ。T漢方クリニックなら、吸い玉治療はなく(先生が総合治療の必要性があると思わなかったから)3千円/回で済むし、こちらの方が効果が高い気がします。

12月3日(月)--P鍼灸院、3回目。今回からは、ベッドではなく座って治療できる椅子で。
この鍼灸院のベッドは狭く、うつ伏せになっていると腕が壁について冷たくなるし、堅いベッドと堅い枕で鍼の重さがドーンと体にきます。ですから、椅子で治療の方が楽。それに、椅子治療の人の方が圧倒的に少ないらしく、
予定より早く行っても、空いていればすぐ治療を受けられます。

12月5日(水)--P鍼灸院、4回目。

12月6日(木)--P鍼灸院、5回目。

12月10日(月)--P鍼灸院、6回目。吸い玉治療を受けていて、途中でやめたくなったほど重だるい感じが来ました。背中が多少丸まった状態でいくつも吸い玉をつけていると皮膚が突っ張るので、よけい苦しいようです。背中をそり気味にするといいみたい(実際そっているわけではありません)。

12月12日(水)--P鍼灸院、7回目。毎回、どんな感じですか、と初めに聞かれるけれど、ビリビリがピリピリになってジンジンに変化してきていても、痺れていることには変わりなし。

12月13日(木)--T漢方クリニック。別件の治療のために、ついでに再び鍼灸治療も受けました。前日にP鍼灸院の治療を受けているのにひどく肩が凝った感じがしていました。T漢方クリニックの鍼治療では終わった後、肩は軽くなりました。治療方法は前回と同じ。この肩凝りは、吸い玉のせいのような気がします。

12月17日(月)--P鍼灸院、8回目。治療に通うのも、ほんと大変。お金もかかるけど労力と時間もかかります。中医薬大の試験があっても週3回の治療ははずせず、鍼治療の後はいつもより眠くなるので、頭脳を覚醒できず試験勉強が進みません。

12月19日(水)--P鍼灸院、9回目。

12月20日(木)--P鍼灸院、10回目。

12月26日(水)--P鍼灸院、11回目。思い返すと、昨日も一昨日も痺れ感は感じませんでした。12回目の治療をした後でも痺れ感がなくなるとは思わなかったので、意外。

12月27日(木)--P鍼灸院、12回目。今日で回数券は終わり。1月の予約はしないつもりです。
様子をみて、T漢方クリニックに行く予定。でも、行かなくてもすむかもしれません。今日は1回だけ、ほんのちょっぴり痺れ感があっただけだからです。

結果からいうと、初めからT漢方クリニックに行っていたなら、1か月で治っていたかもしれません。
でも、それは結果論なのでなんともいえませんが。
いえることは、頸椎症には鍼治療が効果的ということ。
人によって鍼が合わない人もいると言う人もいるけれど、それは精神的な問題(恐怖心)だと思います。
それを考えに入れなければ、推拿も鍼も知っている者としては、鍼に軍配を挙げるでしょう。

ちなみに、T漢方クリニックの先生も、国際按摩推拿師でもありますが、私の症状に対して鍼治療だけでした。


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