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火と熱

中医学では、肝火上炎や肝陽上亢などということばを使って、病気の内容を表現しますが、体の中で火が燃え盛っているのか、熱があるだけなのかは違いがある、というのを先日知りました。
両方とも、症状としては乾燥状態が現れ、イライラしたりするのですが、火は熱よりも強く、一点に集中して症状がでるというのです。

中医学仲間の口の周りに出現しているおできは、胃熱があるという証拠。
しかし、この火と熱の違いを聞いた後では、
「胃熱があるんじゃない。あっ、違う、これは火ね。(う〜ん、症状重そう。)」
と、なります。

魚もグリルで直火で焼くと皮に焦げ目ができますが、オーブンの輻射熱で焼くと全体に蒸されたように焼き上がります。
火が一点集中型とは、これにてしかり。

自然から学んできた伝統的な中医学。
奥が深いです。

コメント

以前、薬局の水本先生に、「寫火」と「清熱」の違いは何?と質問されて答えにつまった事がありますよ。

でも、分類上は清熱瀉火薬よね。

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