アロマって散邪ね
私は、学校(黒龍江中医薬大学日本校)の推拿の授業でお世話になった小嶋先生の所(自然治療センター)にときどき施術を受けに行っています。
先週のこと。
施術中は、最近私がセルフケアで凝っているアロマのことをペラペラしゃべっていたのですが、施術の最後の方になり、気を入れる場面のこと。
右膝にいつものように手をかざしていた先生が、突然、
「イタッ!」といって、手をひっこめました。
ええーっ、いったい何が起きたの?
「邪気が出てきた」
「えっ?、私は全然わかりませんでしたが。」
「本人はわからないことが多いんだよね。」
いつも「気」を流すという表現をされるけれど、留まっていた邪が外に出てきたってことらしい。
こんなことってあるんだ、と実際そんな場面に遭遇したのは初めてだったので、狐につままれたような驚きの中。
最後に座った状態で、もう一度気を流すとき、再び、先生が、
「イタッ!」といって手をひっこめました。
「いつも、お腹の辺りにモヤモヤしたものを感じるけど、それが出てきたみたい。」とのこと。
即座に私は、
「散邪...最近プラスしてることってアロマだけだから、その効果ですね。」と言いました。
中医学では、芳香性の中薬の性質は、「辛散」。
発散させて邪気を外に出す効果があると考えられていますが、まさしくそのとおり。
そのことばを地で行く場面に出くわし、目がまるくなってしまいました。