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骨盤骨折3

日本の病院に搬送され、手術するのではなく安静にしている方針に決まり、ホッとしていたのも束の間。
右の膝下に血栓があるといわれ、折れた箇所は左側のほうが多いのに、おかしいと思った医者が右膝のX腺写真をオーダーしたところ、脛骨が折れているのを発見しました。
関節部分で手術が必要とのこと。
さらに、左のかかとが重くて痛いというと、やはりX腺をとることになり、その結果足首の腓骨が折れているのが判明。

インターラーケンでは、腰から上のCTを撮っていたようで、下肢にはあまり注意を払わなかったみたい。
日本の医者もそういう写真の撮り方もあるけど、骨盤だけでなくさらに両足を骨折していたことにびっくりしたようです。

結局右膝の手術は受けましたが、左側の骨盤を何カ所も折っているので脊椎麻酔ができなくて全身麻酔になりました。
手術後、痛みは来るし、喉が渇いてはりつきそうになり、とても難儀でした。
手術後が腫れないようまわりを冷しつつ寝ていましたが、関節は動かさないと固まるといわれ、痛いのに頑張って膝を曲げるようにしていました。
脛骨に付着している前脛骨筋は、足首を上に持ち上げる筋肉なので、足首を曲げようとすると膝が痛いので足首はダラーッとしたまんま。

手術後1週間は尿管カテーテルが入っていましたが、感染や膀胱の尿意がなくならないよう抜いたので、大も小もその都度お世話にならなければならなくて、それが2か月以上も続きました。
そのたびにナースコールをするのは、かなりつらかった。
快くやってきてくださるナースたちには感服しますが、何でも自分でやってきた私にとって、窓のスクリーンの上げ下げ、扉の開閉、洗髪と、すべてのことをナースにお願いしなければならないことに対し、動けない自分がとても嘆かわしかったのです。

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