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夏みかんのピール

夏みかんピール<br />
田舎から夏みかんが送られてきたわよ、と母からお知らせが。
いつもだったら、そうなの〜...ピール、作って〜
と、頼むところです。

学校にいっているときは、授業があるときは祝日なんてありませんでした。
中国人は、よかれ悪しかれ日本の祝日は気にしないので、祝日だから授業をはずすなんてことはありません。
だから、3年間、私にはゴールデンウィークはなかった。は〜。

今年は、久々のゴールデンウィーク、面倒なピールも作る気、あり。
皮の8割から同量の砂糖に、さらにまぶすための砂糖が入るので、ピールが純然たる薬膳かどうか、ということは気になさらず。
滞っている気をめぐらすのが大得意の柑橘の皮をお茶受けにして、ここは久々ののんびり気分を楽しみましょう。

みかんは、乾燥した皮部分、内側の白い部分、袋の網の目状の部分、種子、葉っぱと、すぺて中薬です。
ピールに使われる白い部分は、橘白(きっぱく)と呼ばれ、陳皮のように、痰を乾燥させて散らすのではなく、脾胃の湿をとるのにすぐれています。
もちろん、陳皮と同様に体を温める効果があります。
オレンジ色の皮の部分だけだと橘紅(きっこう)と呼ばれ、陳皮は橘紅と橘白が含まれます。
橘紅は一番外側の部分ですから、発散する効果が高く温める力も強い。
その内側の白いわたの部分は、胃の調子を整える。
う〜ん、みかんの成り立ちというか、みかんが自分自身を守っている効果が、人に対しても同じように発揮されてますねえ。

このレシピは、母が友人から聞いたレシピで作っています。
一番面倒だったのは、ピーラーで薄く皮を剥くところ。
後は、よくある茹でこぼしではなく、熱湯を注いでさめるまで待って(さめるのに1時間ぐらいかかったかな)こぼします。
それを3回やったら、砂糖を入れて透明感が出て糖液が少なくなるまで煮ます。
ざるにあげて乾燥させてから、砂糖をまぶす。

大きな夏みかん4個分を八つ割りにし、糖液で煮る前に測った重さの8割程のきび砂糖をいっぺんに入れました。
いっぺんに入れると皮が固くなると書かれているページもあったけれど、意外と柔らかく適度な苦みで、なかなかイケル。

熱湯を注いでさめるまで待つのは、時間がかかるけれど、作業する時間がかかるわけではないし、ただ他のことをして待っていればいい。
酵母のパンを作るときのようで、私向き。


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