とうとう石けん作りにはまってしまいました
MPせっけん(溶かして注ぐ)は試してみても、苛性ソーダを使うせっけんには、はまるまいと思っていたのに、とうとうすっぽりはまり込んでしまいました。
シアバターをいろいろ試したおかげで、在庫がいっぱいあるし、一度に多く使うにはもうせっけん作りしかないと、始めてしまったのです。
最初は、シアオリーブバー。
オリーブ油と苛性ソーダを合わせて、グルグルグルグル。
.....かきまわすこと、20分。
前田京子さんの本には、できるだけ早くかき回すとありますが、それって1分間に何回まわせばいいの?
ネットで調べると1秒間に3回をめざしてとあります。
1分間に180回なんて、無理無理。
それにしても、1秒間に2回ぐらいだったかも。
それって遅すぎる。
固まらなかったら、悲劇を通り越して、真っ青です。
(本にはリバッチの方法は載っていなかったので、固まらなかったら捨てるしかないのかと思ってました。)
それで、再びできるだけ早くかき回して20分。
ある意味、できるだけ早く、という書き方は正しいですね。
1秒間に3回を5分ぐらいなら続けられますが、20分続けるのは私には無理というものですから。
その後、ボールにラップをして、字が書けるくらいもったりしてくれば(トレースという)型入れどきとあり、オリーブせっけんの場合は目安が24時間と記載されていたので、翌日様子をみればいいかな、と思っていたのです。
が、3時間後に見るとすでにかなり固まっていて、写真で固まり過ぎと書かれている状態になっています。
???
24時間が3時間で固まるものなの?
この疑問が、翌日、再びせっけんを作ろうとした原動力になったのは確かです。
2回めはマルセイユせっけん。
同じような色だと区別がつきにくいので、薄緑にくちなし色素で着色したつもりなのですが、水分が飛んで、だんだん乾いてきたら、シアオリーブと区別がつかないくらい白くなってしまいました。
マルセイユは型入れまで14時間ぐらいかかりました。
ラップしたまま寝ても大丈夫と本にはありましたが、翌日にずれこむと出かけなければならないときは何だかせわしないのです。
せっけん作りは、天然酵母のパン作りと似ています。
最初は酵母が活動するまでせっせと練り、後はパン種がふくらむまで待てばいい。
せっけんも、油がアルカリと反応する(鹸化)手助けをかき回すことで行い、後は固まるまで待てばいい。
でも、パンは冷蔵庫で酵母の活動を遅くしない限り、1日で焼けるんですよね。
鹸化するのって、遅いわ。
だから、皆さん、トレースが出るまで湯せんにかけて何時間もかき回し続けたりするんでしょうね。
分量をまちがわないかぎり、混ぜ方が悪かったから固まらなかったということもありません。いつかは必ず石けんになります。
トレースが出るまでかき混ぜ続けるより、『待てばいいのよ待てば』のこの姿勢、せっけん作りはのんびりとやるものと考えた方がゆとりのある生活ができます。
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