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はちみつ石けん(超しっとり)

はちみつ石けん蜂蜜は、神農本草経にも載っている伝統的な中国の薬です。
内服すると潤下----気を補い、うるおいをもたらし、咳を止め、乾燥した便秘に効くとされています。
生薬を炮製するときに、蜂蜜でからめて炒ると、補気の効果が高まります。

外用すると、瘡瘍、やけどの治療に、というのですが、火傷のときに試したことはない(つい、馬油を塗ってしまうので)ので本当に効くかどうかはわかりません。

普通、石けんに配合すると、『しっとり』するといわれていますが、その蜂蜜を10%入れた石けんを作りました。
市場では10%以上も配合と謳う蜂蜜石鹸があり、はちみつを10%入れたものが分離するのか確かめたかったからです。
総油脂量は500gなので、蜂蜜の重量は50gです。
大さじ3杯入れた方もいらっしゃるので、同じぐらいかと(蜂蜜の比重を考えると大さじ3の方がたぶん多いです)思います。

オリーブ油(42%)、米油(20%)、カカオバター(10%)
高融点パーム油(10%)、ココナッツ油(18%)
蜂蜜(10%)、鹸化率95%

(※金田油店さんでパーム油を買うときに、2種類の融点違いがあることを知りました。その在庫がまだあるのです。)

型入れ時(鹸化は半分近く進んでいるといわれます)に、湯煎でサラサラにした蜂蜜を石けん生地に混ぜましたが、分離もせず、それほど水分も滲み出た記憶はありません。
しかし、写真を見ると均一で滑らかとはいえませんね。

[使用感]
意外や意外!
しっとりし過ぎるかというきらいがあったのですが、髪・顔・体と三拍子揃ってオーケーでした。
髪はサラサラで、手で触ると柔らかくて気持ちがいい。
ただ、コシがあるかと問われると、柔らか過ぎて髪の根本があまり立ち上がりません。
そのうち、米油・カカオバターを入れずに、オリーブ油72%で蜂蜜を入れて試してみたいです。
マルセイユのねっとりモクモクした泡が、私はわりと好きなので。

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