せっせと腰湯をしなければ
骨折箇所がなかなか治癒しないと、腎はお疲れ。
中医学的には、腎は骨を司っているので、骨形成中の身としては、せっせと腎をいたわらなければならなかったのです。
夏は暑いので、湯船に入るよりシャワーで済ませがち。
それを文字通り実行していたのでは、いけなかったのです。
腎は老廃物を尿にして排泄していますから、夏の間、よく汗をかくことは、汗で老廃物を出せるので、腎を助けることになります。
夏は、汗を容易にかける季節。
また、中国古代の養生法では、夏は発散の季節とあります。
冬は、人間も自然の中で暮らす動物である以上、体も冬眠状態になるのでしっかりと『気』を腎にとじこめなければなりません。
これを『閉臓』といいます。
ですから、1年のうち、春から夏にかけては、だらだらと汗をかいて腎を助けなければなりません。
今、私は、スポーツどころの状態ではないので、だからこそ汗をかける腰湯をするべきだったのだと、やっと自覚しました。
お臍がつかる程度のお湯(私は42度にしています。それ以上熱いととても20分は入っていられません。)の中に、発汗を助けるためにお塩や重曹をいれます。
最近は、浄化力が強いといわれるヒマラヤ黒岩塩(ブラックソルト)やナトリウム分が少ない死海の塩を重曹といっしょに。
今日はヒマラヤ、明日は死海というふうに、塩はミックスはしません。
重曹も一緒に入れたブラックソルトは、お湯が熱々になって・・・足の裏が痛いほど。
硫黄成分も入っていて温泉気分に浸れるので、私は黒岩塩の方が好みです。
死海の塩は、イマイチ効果がよくわからないんですよね。
どちらもキロ単位で買ってしまいました。
塩や重曹を入れるとお湯の温度が上がって、効きそうな気分になる、それがまたお風呂の愉しみになります。
そうそう、冬はだらだらと汗をかいてはいけませんよ。
冬はしっかり、腎に気を閉じ込めなければなりませんから、うっすらと汗をかいたら、いつまでも湯船につかっていてはなりません。
<参考>
ビオスヒマラヤンファクトリー
死海の塩の水嶋屋
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