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杏仁石けん

杏仁石けんアプリコットカーネルオイルは、アプリコットカーネルの油だと思っていました(英語と漢字が頭の中で結びつかないのです)。
杏仁の油だと気がついたのは、ずい分最近のこと。

中医学では、木の実は脂肪分を多く含むので、乾燥したタイプの便秘に効くといわれています。
油分が腸の中のすべりを良くすると思われているんですね。

木の実の種と同じ効果が油にあるかはわかりませんが、同じ植物なら少なからず薬用的な使い方ができるでしょう。

なぜか、去年からあるアプリコットカーネルオイル(もうきっと酸化してます)を消費するべく、刻み杏仁(煎じ薬用)もあるので、杏仁石けんを作りました。

オリーブ油25%、スイートアーモンド油18%
高融点パーム油20%、ホホバ油8%
アプリコット核油9%、シアバター5%
ココナッツ油15%、鹸化率95%

煎じ薬用の杏仁は茶色い薄皮付きで刻まれているいるもの20gを粉にし、半分ずつを煎じ液とオイルに抽出。
型入れ時に、杏仁霜とアーモンドエッセンスを入れてみました。

アーモンドエッセンスは、ビターアーモンドの香料成分をエタノールに抽出したものらしい(クオカのです)ので、きっと熟成が終わる頃には香りが飛んでいるでしょうが、香っているうちは楽しめると思っています。
都立大のパウンドハウスのブルーベリーパイには、アーモンドエッセンスが入っていて、それ故、なぜかブルーベリーパイが食べたくなったものですから。

最近、煎じ液を石けん用に取り分けて冷蔵庫に入れた後の残りは、お風呂に入れ塩も足して腰湯をしています。
効きそうな煎じ液と、それほどでもないと感じるお茶(煎じ液より濃度が低い)とあります。

[使用感]
この杏仁の石けんには、使用するときには残らないかもしれないと思いつつアーモンドエッセンスを入れてあります。
実は、これがほのか〜に香ります。
アーモンド油とアプリコットカーネル油が30%近くとホホバ油も入っているせいか、髪の洗い上がりはなかなかのもの。

個人的には、桃仁より杏仁の石けんのほうが好きです。
でも、髪のコシやハリがちょっと弱いかな。

<参考記事>桃仁と桃の葉の石けん


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