桃仁と桃の葉の石けん
桃仁は桃の種。
活血化瘀薬で、血液をサラサラにすると言われています。
打撲のときの内出血も中医学的には、瘀血(血の滞り)と考えられており、紅花(こうか)や川芎(せんきゅう)も瘀血をとるときに内服する方剤に使われます。
皮膚科の外用薬にも、杏仁より桃仁の方がたびたび登場します。
両方とも種ではありますが、煎じると杏仁より桃仁の方が油分が多いような気がします。
残った煎じ液をお風呂に入れたら、桃仁の方が油が多く浮きましたので。
油そのものは、アプリコットカーネルの方がピーチカーネルより知られていますが、アロマテラピーのキャリアオイルとして取り上げられていることが多いからでしょうか。
中医学的には、桃仁が活血化瘀薬であるのに対し、杏仁は止咳平喘薬(咳止め)に分類されているので、外用には桃仁の方が効果的なのかな、とも思います。
血を補って、かつ、サラサラにするという『桃紅四物湯(とうこうしもつとう)』には桃仁と紅花が使われており、不整脈などに効果的な血府逐瘀湯は、桃紅四物湯に牛膝(ごしつ)、桔梗(ききょう)、柴胡(さいこ)が加わります。
残念ながら、ピーチカーネルは手持ちがなかったので、石けんには入れませんでしたが、桃仁と桃の葉を煎じ液とオイルに浸出させ、型入れ時に芦薈(ろかい・アロエ)を加えました。
オリーブ油35%、スイートアーモンド油20%
ひまし油5%、シアバター5%
ココナッツ油15%、高融点パーム油20%
鹸化率95%
[使用感]
スイートアーモンド油を配合すると軽い洗い上がりになるので、髪もサラッ、フワッといった感じになります。
だから、この桃の石けんはかなりグッド-----良くなるはずなのですが。。。
べたつくというほどではないのですが、味にたとえると、えぐみが残る、といった感じ。
もっと良いかもしれないと思ったのにー、???、です。
桃のせいでしょうか。
洗い立ては良いのですが、翌日が気に入りません。
コメント
頄 九頁 ありますよ
第4水準です
頁
頄
9804
38913
38916
投稿者: あるみか | 2009年09月18日 11:40
九頁は、
サイトの方の、経絡(経筋)や経絡(十二正経、霊枢の流注)
に掲載していますが、
せっかく教えていただいたのに、
頁は頁に確かになるのですが、
頄は・になってしまいます。
なぜでしょう?
投稿者: toukikou | 2009年09月21日 15:58