当帰飲子石けん
当帰飲子(とうきいんし)は祛風止痒(きょふうしよう)の効能があるといわれています。
中医学的には、外からあるいは内からの風が吹くと痒みが出ると考えられています。
ですから、当帰飲子は、その風を除き痒みを止める働きがある方剤です。
当帰、白芍、川芎、地黄、防風、荊芥、何首烏、黄耆、蒺藜子、甘草
最初の四つは四物湯(しもつとう)ですから血液の循環を良くしそう。
防風(ぼうふう)や荊芥(けいがい)は風を取り去り、何首烏(かしゅう)は黒髪を作るといわれているし、黄耆(おうぎ)は気を生むからエネルギーになり、他の薬剤の効果を促進しそうです。
この内容の中薬は、そのまま外用にも使われそうな中薬ですから、これで、石けんを作ったら、頭皮が痒くないものができるかしら。
早速実行です。
オリーブ油(67%)、ひまし油(5%)
高融点パーム油(10%)、ココナッツ油(18%)
当帰、白芍、川芎、熟地黄、防風、荊芥、何首烏、黄耆、甘草、黒糖
鹸化率95%
中薬は、煎じ液とオイルにインフューズドして作りました。
オイル配合は、マルセイユベースにひまし油や米油、シアバターを入れるのが好きなのですが、割合を微妙に変えていろいろ試し中です。
コメント
はじめまして。脂漏性湿疹でこのブログに辿り着きました。私は頭皮と顔に脂漏性湿疹が出来ています。今手作り石鹸を色々試しています。中薬の石鹸是非使ってみたいのですがこちらで販売はされていなのですか?
投稿者: マル | 2010年02月07日 22:35
ごめんなさい。
そのうち販売するかもしれませんが、現在はしておりません。
ただいま、いろいろのレシピを試していますし、作り方も変えています。
納得いくものができるまで、まだ時間がかかりそうです。
投稿者: toukikou | 2010年02月10日 09:57