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死海の塩石けん

死海の塩石けん死海の塩を20%入れた石けんを作ってみました。
死海の塩はナトリウムよりマグネシウムを多く含む故、20%も入れられるのかわかりませんでしたが、型入れ時に普通に混ぜて、一応石けんの形になりました。

カレンデュラの花びらを入れたのは、効能うんぬんというより色目を狙ってのこと。
皮膚の修復を考えたら、カレンデュラを抽出した水分や油分を使うべきでしょう。
塩を入れると、石けん自体はかなり硬くなるので、米油20%、ひまし油10%にしています。

塩がある程度入った石けんは、空中の水分を呼ぶので湿った状態の石けんになります。
熟成中も、他のせっけんがツルツルしてくるのに、なかなか水分が抜けません。
デッドシーソルトは、ヒマラヤ岩塩のように結晶化して固まりになっているのではなく細かいツブツブ状態ですが、非常に湿気やすいので小分けにした瓶のなかには乾燥剤を入れて保存しています。

EXVオリーブ油42%、米油20%
ひまし油10%、高融点パーム油10%
ココナッツ油18%
死海の塩20%、カレンデュラ
鹸化率95%

<参考記事>塩石けん(アンデスの塩・ヒマラヤ黒岩塩)

[使用感]
石けんは、いちおうワックスペーパーに包んで保存してはいても、塩が空中の水分を呼んで紙が湿ってしまいます。
ボリビアの塩石鹸もヒマラヤ黒岩塩も紙は湿りますが、死海の塩程ではありません。
20%も死海の塩を入れたせいなのか、死海の塩の成分である塩化マグネシウムのせいなのかはわかりません。
カレンデュラを入れてあるので、花の黄色が石けんに移っているし、ただの塩石けんより楽しい雰囲気はあります。

やはり20%がきいているせいなのか、泡はほとんどたちません。
トローッとグリセリンが出てくるので、汚れは落ちます。
髪にクルクルこすりつけても、通常の石けんなら泡がモクモクたつところですが、ほんのちょっぴりしか出ません。

石けんは使っていると、だんだん軽石かのごとくボコボコしてきて、軽石がわりにかかとにこすりつけると少しだけヌルッとしてきます。

洗髪後の髪は、まるでカラスの濡れ羽色------濡れたような髪になり、しっとりとしてきます。
乾き具合もいつもより遅いような。。。

べったり重く垂れ下がる髪を想像していましたが、そうひどいわけではなく、意外です。
ロングのストレートヘアの方がいたら、毛先までしっとりした髪になりそうな気がします。

さらにその後の感想---泡を立てるのがとっても大変で、ちょろっとグリセリンのヌメッとしたものが出てくる程度ですが、死海の塩の肌修復効果はやはり感じられるので、冬になり乾燥してがさがさになっていく指先のためにハンドソープ、またはボディ用にすると、塩独特のシットリ感が得られていいかなと思っています。

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