カロチン石けん(キッチンソープ)
『オリーブ石けん、マルセイユ石けんを作る』(P105)に載っているカロチン石けんを微妙に変えて作ってみました。
鹸化率は台所用なので97%にして、重曹を10%加えています。
レッドパーム油が60%も入ると、色はまるでオレンジジュースのよう。
本には溶け崩れない方が長持ちして使いやすいとのことでしたが、私にはこれでもメチャ柔らかいです。
やはり、レッドパーム油はホワイトパーム油より、常温で固まっていない分、あまり硬い石けんにはならないのが実証されたようです。
製品によってバラツキはあるでしょうが、ホワイトパームは融点40〜42度のものが最適ですと書いてあるのに対し、レッドパーム油はイエナ商事のHPで融点21〜23度とあり、我が家では真冬にならない限りはレッドパーム油は液体のままです。
10月からココナッツ油は固体に、引き続いてホワイトパーム油も固形になりましたが、11月になってもレッドパーム油はサラサラしているので扱いやすい状態です。
[使用感]
やはり、私にはこの石けんはキッチン用に使うには柔らかすぎます。
柔らかいのに、石けんは薄くなると、もろくパキンと砕けてしまいます。
基本的に石けんクレンザーのコンセプトで作っているので、水を含ませたタワシでクルクルしていると、ある程度の圧が石けんに加わるのでそれに耐えうる強度が必要なのです。
それに、柔らかいということは、タワシに泡だけがつかずに、細かい石けん部分がそのままついてしまうので、鍋などを洗うときには、ゆすいでも石けんがくっついたままのときがあります。
すすぐときは、流水の勢いをかけるだけで石けん分は落ちてほしい。
手でいちいちこすってすすいでいたら、手の皮脂まで落ちて手がガサガサになるじゃありませんか。