ククイナッツ石けん
前田京子さんが特別の石けんとしているククイナッツ。
使ってもいないのに評価はできないと、作ってみました。
ククイナッツ油は『お風呂の愉しみネットストア』で購入しましたが、よく見るとヴィタミンCやヴィタミンEが添加されています。
これでも持ちが悪いのかしら?
使う分だけカットして、後は冷蔵庫にしまうなんて芸当は私にはできないので、一応ROEを入れて酸化スピードを遅くはしましたが、人にも配って、早めに使いきるにこしたことはないですね。
ローズヒップの石けんが気に入っているので、そちらと比較するためにローズヒップパウダーを入れています。
ククイナッツ油20%、オリーブ油20%
シアバター10%、マカデミアナッツ油15%
ホホバ油8%
パーム12%、ココナッツ油15%
ローズヒップパウダー
ローズマリーオイルエキストラクト
鹸化率95%
冬になり気温が低くなってトレースが出にくくなりました。
11時間たってもゆるトレースともいえないほど。
でも、朝になったら固まりすぎかもしれないし、早く寝たいのとで型入れしてしまいました。
そのせいか、分離こそしませんでしたが、上層と内部の色はくっきりと分かれています。
この不出来が原因で、冬はもっと積極的に保温すべきではないかと考えるようになりました。
(私は前田さん方式で、型入れ時に冷たくなっても自動的な鹸化は続いているから、発泡スチロールに入れるだけでした)
型出し時に柔らかい石けんは、1カ月の熟成期間が過ぎてもとても柔らかい。
上部の白っぽい部分は内部よりさらに柔らかいので、結局ワックスペーパーで包むときにかなり削ることに。
上部のみうっすらソーダ灰が出た石けんは、薄ーく削るだけですみますが、白く層になったものはとんでもなく削ることになります。
削った石けんはネットに入れ、洗濯機に入れる前の洗濯物の部分洗いに使用していますが、ネットいっぱいになった巨大な塊が石けん受けに乗っています。
[使用感]
だいぶ前に作っていながら、試していない石けんも多いのですが、これは解禁後、即試しました。
が、私には、???、の世界です。
オイルの配合が悪かったのかもしれませんが、ローズヒップに比べると可もなく不可もなく、といった感じでしょうか。
人によってはククイナッツの良さがわからなかったとおっしゃっている方もいますが、私もそのクチです。
ローズヒップはオイルを直接塗るより石けんにしたときの方が手応えがあったのですが、ククイナッツは逆です。
直接塗る方が浸透力が感じられて、『んんん?』と思いました。
石けんの方は撃沈です。
期待感が大きかったせいかもしれません。
髪、顔、体と三拍子揃った石けんをスポーツクラブ用にしているのですが、私にとってはこの石けんは髪がダメです。
洗髪の翌日、髪が変に外ハネし許容範囲を超えてしまいます。
だからといってフェイシャルバーに限定するほどではなく。
二度めに作った真珠石けん(パールフェイシャルバー)が、ツルツル、しっとりするのに引き締め感もあり、そちらに軍配をあげざるを得ません。
その後友人から、
『パールフェイシャルバーより好み! ククイナッツの石けん気に入った』とのこと。
ほんと、人によりお気に入りになる人と、そうでもないなあと思う人と分かれる石けんです。
それにしても、どちらも材料費がかかる石けんですが、ククイナッツオイルは入手しやすいので、真珠石けんより作りやすいかもしれませんね。
<参考記事>
ローズヒップオイルの石けん
パールフェイシャルバー