芳泉風石けん
芳泉という中薬を使った浴用剤があります。
体が温まるものが多いのですが、もちろん外用としてよく使われる中薬たちなので、石けんにしたらどんな使い心地になるかと試しました。
保温温度が高すぎて、透けたような風合い(ジェル化)になりました。
カットすると、じんわり水分がカット面から出てきました。
煎じ液を使うと、水分が石けんの中に残ることが多いような気がします。
芳泉には唐辛子も入っているのですが、石けんには入れませんでした。
米油10%、EXVオリーブ油50%
ひまし油10%、カカオバター5%
パーム油10%、ココナッツ油15%
橘皮、紅花、黄柏、川芎、当帰、黄芩、梔子、生姜
鹸化率95%
[使用感]
米油10%だとあまり米油の良さが感じられませんので、20%合った方が私の髪には合うようです。
米油入りだとスベスベとして軽い泡が立ちますが、スーイトアーモンド油の軽い泡とはまた異なります。
リノール酸の含有量は米油の方が多いのですが、米油の方がスーイトアーモンドよりさらに軽く感じられます。
米油の方が値段は安く上がりますが、アーモンドの方が割合を低くしても効果があるので、最近はアーモンド入りが増えました。
中薬を入れると、何となく米油モードになってしまい、それがさらに石けんの出来を悪くしているかもしれないと思うようになりました。
かなりの種類の中薬が入っているわりには、石けんとしてはあまりよくありません。
髪が、あっち向いてホイ状態になるんです。