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デリーでアーユルヴェーダ(アビヤンガやシロダーラ)

夏休みでアジャンタ・エローラに行ってきました。
インドは、20数年前にタージ・マハルを見に行ったことがあります。

そのとき、
アグラ(タージ・マハルのある場所)に向かう途中の休憩所で飲んだミルクティーのミルク(マサラティーのミルクではなく、紅茶にほんのちょっぴり入れたミルクです)に当たり、緑便の出るほどのひどい下痢になり、タージ・マハルの門を前にして(後で気づきました)目の前が真っ暗になる貧血を起こしホテルに戻るはめになりました。
同行のツアーメンバーの好意で、翌朝再びタージ・マハルに行ってもいいといってくれたおかげで、無事タージ・マハルは見ることができたのです。

このひどい経験のせいで、もう一度インドに行ってもいいかなと思えるまでに20数年かかったのです。

20数年前にはアーユルヴェーダなんて、デリーにはありませんでしたが、南インドが発祥の地であるアーユルヴェーダもデリーで体験できるということで、ガイドに連れて行ってもらいました。

日本ではエステで紹介されることが多いアーユルヴェーダですが、インドの伝統医学であるアーユルヴェーダは
インド人にとって漢方薬のようなもの。
男性も、意外とオイルマッサージを受けに来ているようです。

行ったのは、Vedanta Ayurveda です。
ドクターにまず会い、どのコースを受けるかを決めます。
(インド人なら問診表に記入したものに応じてドクターが処方してくれるみたいなのですが、観光客だとドクターはただの接待係みたい。どこか調子が悪いところはないか?、としか聞いてくれませんでした。)

一応、本場のアーユルヴェーダがどんなものか知りたかったので、フルコース(アビヤンガ、フェイスマッサージ、シロダーラ)にしましたが、観光客はこれを選ぶ人が多いみたい。

ガス台に置かれたボールというか鍋の中に、オイル(多分胡麻油)と布にくるまれた薬草のまあるい束を使い、

1.全身のオイルマッサージ
2.ハーブの束を使った全身のマッサージ
3.フェイスマッサージと薬草パック
4.シロダーラ(胡麻油を前額部に細ーく垂らす)

マッサージのテクニックは推拿の方に軍配が上がりますが、体を温めるといわれる胡麻油を使っているのと薬草の束でこするのが効いたのか、シャワー後の体はかなり温まり冷房の車内が寒くなく涼しいと感じるくらいでした。
油は熱すぎるというほどではないけれどかなり熱く、熱によって深部に刺激を与える『お灸』と同じ効果があるのかもしれません。
冷え性にはかなり有効かも。。。
シロダーラのときは、うとうと寝てしまいましたので、リラックスするのは確かです。

本当は、すぐにシャワーを浴びずにオイルや薬草を体に浸透させるほうがより有効らしいのは、アロマトリートメントと似ています。
しかし、オイルまみれで数時間いなければならないのは、かなりきつい、と思いません?

Vedanta Ayurveda のページによると、

アビヤンガ
リラクゼーションとリフレッシュのために、ハーブバンドルズとハーブオイルの助けを借りて行われます。関節炎、脊椎炎、筋ジストロフィー、五十肩に有効です。

シロダーラ(積極的な瞑想)
ヘッドマッサージで前額部へのぬるい薬用液の流れは、精神的ストレスを解消します。不眠症、うつ病、副鼻腔炎、頭痛、アルコール中毒、アルツハイマーの記憶を改善するために有効です。

フェイスケア
ハーブ薬剤のパックとマッサージ。にきび、黒にきびや皺を除き、顔の輝きを高めるのに役立ちます。

スチーム療法
過剰な体脂肪を様々な毒素を除去してチャンネルを開きます。ボディ剛性に有効です。肥満や様々な筋骨格疾患に。

ハーブマッドセラピー
特殊なブレンドのハーブやエッセンシャルオイルを配合した泥は、解毒&スキンケアのために使用されます。

とあります(変な訳ですから、原文で読んでね)。

うーん、奥が深いですね。


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