かぼすの種の化粧水
黄色い皮の柚子の季節は、柚子の種を使って化粧水を作っていました。
その種もなくなり、市販品を買おうかと迷っていました。
手作りの柑橘の化粧水なんて、保存がきかないと最初は考えていたのですが、瓶に入れた種に無水エタノールをひたひたにし、翌日水を加えたものは、こまめに作っていれば保存料を入れずとも2週間程度は持ちます。
それに、市販品の値段と比較して、手作りが使い心地が悪いとも思えないんです。
要は、弱酸性の化粧水になればいい訳で、通常なら捨ててしまう種から意外と良いものが作れる、そのプロセスが気に入っているのです。
柚子の季節が終わっても、そうだレモンなら1年中あるから種も手に入る、と大地を守る会のカタログを見ていたら、すだちやかぼす、青柚子の季節ではありませんか。
小さいわりに、すだちやかぼすだったら、わんさか種が手に入ります。
夏のこの暑い季節、自然は人間に必要なクエン酸を摂るべく、ちゃあんと柑橘を用意していてくれたんですね。
冷え性の私には夏は冷房の場所が多くて、温まる、否、暑い場所が少なかったので喉の渇きを癒さなければならない状況があまりなかったのでした。
今年の夏は夜になっても30度以上の日が何週間も続いていますから、必然的に酸っぱいものに手が伸びます。
今まで、かぼすの種をじっくり眺めるなんてことはなかったのですが、薄緑色できれいな種です。
果汁は絞って、一部分は鰹のたたき風に、残りは鴉山椒のはちみつに加えておきました。
このかぼすハニーをスパークリングウォーターで割ると、美味しい!!
自然がくれた贈り物に脱帽!です。