葛根石けん
東北・太平洋沖大地震で被災された方々に、心よりお見舞い申し上げます。
関西大地震のときは対岸の火事だったと今にして思う、と友人が言ったとおり、首都圏は電車の運行が乱れ、お店も休業していたりと、混乱が続いています。
つくづく、普段は電気に依存している生活だったのだと痛感し、必要のない電気はこまめに消すよう努力していますが、電気は備蓄できず、計画停電のお知らせがあっても需要電力が予想供給電力より下回ると、引き続き電力は供給されています。
さて、こちらは葛根を煎じたものを水代わりにした石けんです。
葛のでんぷんを使った石けんが市販されていますが、漢方薬の葛根を石けんに入れたらどんな使い心地かしら?と試したものです。
でんぷん部分は水に溶けてちょっと濁ったような液ができ、苛性ソーダを混ぜたら赤く色づきました。
それとオイルを混ぜていると、緑がかった黄土色になり、色の変化が楽しい石けんでした。
米油 20%、EXVオリーブ油 52%
パーム油 10%、ココナッツ油 18%
葛根
鹸化率 95%
[使用感]最近、髪にはやはりひまし油をすこーし入れた方が好みです。
ですから、入れていないこの石けんはあまり期待しないで使ってみました。
髪にくるくるぬりつけていると、他の石けんにはないヌルヌル感があり、これはやはりでんぷんのおかげ?と感じられました。
髪は乾かすとき、ちょっとひっかかりがありましたが、洗い上がりの感触はそう悪くありません。
手作り石けんは、オイルの配合がまず第一で、次にオプションとのコンピネーションで使い心地が微妙に変化します。
オプション材料としては、市販品があるだけのことはあって葛根は良いような気がします。
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