大地を守る会の宅配でシアバターを注文しました。
それは、生活の木のものでした。
甘いナッツの香りがするというキャッチフレーズだったので、期待して匂いをかいだら、どちらかというと変な匂い。
チョコレートの原料にも使用されるとのことですが、良い匂いではないなあ。
他のシアバターはいったいどんな匂いなのか気になる。
そこで、いろいろ注文してみました。
その結果がこの写真です。
基本的に精製すると、本来持っている成分がなくなったり、残留物質が残ったりするので、未精製のものしか眼中にありません。
ところがいくつかは、匂いもない、色も白いものが届いたりしたのでがっかりです。
濾過しただけなのに、白く匂いも少ないものも中にはあると聞くので、一概に精製されているとはいえませんが。
鼻の良い私が嗅いでも、匂わない白いものは精製している−−−と勝手に判断しています。
写真左上から横に順番に
1.mayuの100g詰め。精製と思われます。記載なし。ギュウギュウに入れてあって、ネジぶぶんにもはみ出していたので、開けるのに苦労した。
2.プレミアムシアバター。精製品(HPにそう書いてある)。
3.生活の木の30gのものを詰め替えた。香り部分は揮発性なのか、あけたてより最近は気にならなくなった。
4.アルミ缶に入ったwafaのもの。缶の柄がキッチュで可愛いけど、アルミの縁近くについていたシアバターが黒くなっていて、アルミならではの黒ずみが移った感。香りは一番マイルドだが、結構油っぽい。
5.容器に入れ変えたケインズのサンプル。練り上げを施したもの。
下の段
6.ガイアのもの。精製品 (よく見るとHPに書いてあった)。
7.ケインズのスタンダード100g。
8.マザーアース。気温24度の日に匂いを確かめていたら、液体になっていてタラーッとこぼれた。他のものは固体だったのに。驚き。日本より暑いと思われるアフリカで簡単に液体になったら意味ないんじゃないかな。写真に写っている溝がその証拠。べたべたしていて、匂いもきつい。
9.アフリカ工房のもの。他のと違い、耳かきのようなへらがついていて好印象だけど、ふた部分に『過去から学ぶ』と書かれていて、毎回その言葉に気がつくと何か憂鬱になる。
油脂系統の良し悪しって何だと思いますか。
私の基準は、水分を閉じ込めてくれるけれど、べたべたしないこと。
たぶん、他の方も同じなのでは?
ガーナでは、生まれたての赤ちゃんの保護のためにシアバターを全身に塗るとか。
B波の紫外線をカットするので日焼け止めにもなるらしい(これに関しては、白さを保つことができるのかどうかは疑問です。皮膚に有害な紫外線に対し、皮膚を保護するバリアとして働くということなのでしょう。)。
さらっとした着け心地からしたら、液体のワックス(ロウ)であるホホバ油の方に軍配が上がるけれど、このシアバターのなかでのベストは、意外なことに生活の木のものでした(精油は他のものが良い)。
他のものに比べると、つけた後のべたべた感が少ないのです。
最近の私のつけかたは、ローズの芳香蒸留水でパッティングした後、かなり多めにてのひらにシアバターを取り、両手で溶かして顔全体につけます。
そして、造顔マッサージをして浸透させ、珍珠粉入りのクリームを塗り塗り(毎回自分でクリームに入れます)。
これで、てからず、しっとり。
手で触っても、べたべたしません。
といっても、さらっとしたつけ心地はホホバには負けるので、朝はホホバで、夜はシアバターです。
これじゃ、日焼け止め効果は期待できませんね。
<参考>
大地を守る会に、なぜ生活の木のシアバターをカタログに載せたのか聞いてみました。
今回扱っているシアバターについては、下記をもって取り扱いとしてお
ります。
・生活の木が直接現地ガーナを訪問し、生産者と製造工程を確認できて
いること。
・生活の木は現地の生産者の生活向上に意欲的であること。
・輸入したシアバターを、最終的に国内で溶かしてろ過し、検品工程を
経ていること
アロマテラピーワールドマガジン・ダシバ! ガーナにシアバター石けん工房をつくりに