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2010年09月14日

手作りにパラベン?

妹と話をしていて、手作りのへちま水の話題になりました。

夏はヘチマの季節。
妹は丹沢に比較的近い場所で暮らしていますが、友人がへちま水を作ったとか。
そのへちま水の講習会では、持たせるためにパラベンを添加するべき、と言ったそうです。

えっ、手作りするのにパラベンを入れるの?!

パラベンの安全性については、いろいろ論議されており、
メーカーサイドでは、他の防腐剤を使うのなら長年使われていたのだから、パラベンの方が問題ない。
消費者サイドでは、化学物質で安全性を疑問視されているものには手を出さない方がよい。

それぞれの思惑を背負って、意見を発信しているようです。

化粧品は、未開封の状態で3年間は腐ったりしてはいかん、という規則があるようです。
だから、保存料が必要なのですね。
特に、水分が多いものほど腐りやすいので、化粧水で保存料が入っていなかったら冷蔵庫で保存する必要がありますし、食品にならって早く消費するべきです。

でも、手作りするものにそんな規則はありません。
せっかく作ったものだから、できるだけ持たせたい−−−そんな願いはあるでしょうが、

手作りするってことは、市販品には望めないフレッシュさにあると、私は考えます。

無水エタノールと水で抽出した化粧水は、真夏の車の中に2〜3時間入れっぱなしにしても(毎週やってる。テニスで駐車場に置いていると必然的にそうなります。)、2週間はゆうに持ってくれます。
せいぜい、2週間ぐらい(ひょっとしたら1か月)で消費できる量をこまめに作っていれば、問題はないのではないでしょうか。


2010年09月05日

かぼすの種の化粧水

かぼすの種黄色い皮の柚子の季節は、柚子の種を使って化粧水を作っていました。
その種もなくなり、市販品を買おうかと迷っていました。

手作りの柑橘の化粧水なんて、保存がきかないと最初は考えていたのですが、瓶に入れた種に無水エタノールをひたひたにし、翌日水を加えたものは、こまめに作っていれば保存料を入れずとも2週間程度は持ちます。
それに、市販品の値段と比較して、手作りが使い心地が悪いとも思えないんです。

要は、弱酸性の化粧水になればいい訳で、通常なら捨ててしまう種から意外と良いものが作れる、そのプロセスが気に入っているのです。

柚子の季節が終わっても、そうだレモンなら1年中あるから種も手に入る、と大地を守る会のカタログを見ていたら、すだちやかぼす、青柚子の季節ではありませんか。
小さいわりに、すだちやかぼすだったら、わんさか種が手に入ります。

夏のこの暑い季節、自然は人間に必要なクエン酸を摂るべく、ちゃあんと柑橘を用意していてくれたんですね。

冷え性の私には夏は冷房の場所が多くて、温まる、否、暑い場所が少なかったので喉の渇きを癒さなければならない状況があまりなかったのでした。
今年の夏は夜になっても30度以上の日が何週間も続いていますから、必然的に酸っぱいものに手が伸びます。

今まで、かぼすの種をじっくり眺めるなんてことはなかったのですが、薄緑色できれいな種です。
果汁は絞って、一部分は鰹のたたき風に、残りは鴉山椒のはちみつに加えておきました。
このかぼすハニーをスパークリングウォーターで割ると、美味しい!!

自然がくれた贈り物に脱帽!です。


2009年05月29日

飲むバラ水

飲むバラ先日、アロマテラピーの施術を受けに行ったところ、初めにローズウォーターの水割りを出されました。

まあ、ローズウォーターって飲めるの?!

口に近づけると、バラの香りが広がって。。。。
一口飲むと、何だか化粧水を飲んでいるような気分になります。
何となく、一口で留めておきましたが、施術後に聞いてみると、7:3ぐらいで水で割っているそうです。

あら、だけどKENSOのものは食品で輸入されていたのかしら?

KENSOに尋ねてみると(電話して確認しました)、食品では輸入されていないけれど無菌なので飲もうと思えば飲める、ということでした。
これは、自己責任で、ということですね。

自分で納得して飲むのなら問題はないのですが、少なくとも営業されている方が内容を知らない人に出されるのはどうかと思います。

その後調べてみると、芸能界では飲むバラが流行しているらしい。
それは、ブルガリアのエニオ・ボンチェフ社のオーガニックローズウォーター。
自分で濃さを調節できることとオーガニックで飲用として輸入されていることが気に入り、試してみました。

カップ1杯(150ccぐらい)で濃いめに1包を入れ、口に近づけても、『ん、化粧品の匂いではない』。
飲んでみると、意外とすっきりしていて、化粧水を飲んでいるような気になりません。
『これって、オーガニックのおかげかしら?』

太陽浸出法で作られたタウトロッフェンのローズウォーターも、やたらとバラの香りがするわけではなく、すっきりとした自然体の嫌味のない香りで、飲むバラ水もそれに似ています。

今まで、ローズウォーターはバラの強い香りがするものだと思っていたのが、何だかきれいにくつがえされた気分です。
しかし、飲むバラ水は私の好みからいうと、濃さが足りないような。
カップに1包だけでなく、2包、3包と入れればよいのでしょうが、お値段を考えるとそれでは高価というもの。
500ccペットボトルに1包入れる方もいらっしゃるとか。
それでは、ほんのり香るだけなんでしょうね。

2009年04月15日

シアバターの良し悪しって、いったいどこにあるの?

 シアバターいろいろ<br />
大地を守る会の宅配でシアバターを注文しました。
それは、生活の木のものでした。
甘いナッツの香りがするというキャッチフレーズだったので、期待して匂いをかいだら、どちらかというと変な匂い。
チョコレートの原料にも使用されるとのことですが、良い匂いではないなあ。
他のシアバターはいったいどんな匂いなのか気になる。

そこで、いろいろ注文してみました。
その結果がこの写真です。
基本的に精製すると、本来持っている成分がなくなったり、残留物質が残ったりするので、未精製のものしか眼中にありません。

ところがいくつかは、匂いもない、色も白いものが届いたりしたのでがっかりです。
濾過しただけなのに、白く匂いも少ないものも中にはあると聞くので、一概に精製されているとはいえませんが。
鼻の良い私が嗅いでも、匂わない白いものは精製している−−−と勝手に判断しています。

写真左上から横に順番に
1.mayuの100g詰め。精製と思われます。記載なし。ギュウギュウに入れてあって、ネジぶぶんにもはみ出していたので、開けるのに苦労した。

2.プレミアムシアバター。精製品(HPにそう書いてある)。

3.生活の木の30gのものを詰め替えた。香り部分は揮発性なのか、あけたてより最近は気にならなくなった。

4.アルミ缶に入ったwafaのもの。缶の柄がキッチュで可愛いけど、アルミの縁近くについていたシアバターが黒くなっていて、アルミならではの黒ずみが移った感。香りは一番マイルドだが、結構油っぽい。

5.容器に入れ変えたケインズのサンプル。練り上げを施したもの。

下の段
6.ガイアのもの。精製品 (よく見るとHPに書いてあった)。

7.ケインズのスタンダード100g。

8.マザーアース。気温24度の日に匂いを確かめていたら、液体になっていてタラーッとこぼれた。他のものは固体だったのに。驚き。日本より暑いと思われるアフリカで簡単に液体になったら意味ないんじゃないかな。写真に写っている溝がその証拠。べたべたしていて、匂いもきつい。

9.アフリカ工房のもの。他のと違い、耳かきのようなへらがついていて好印象だけど、ふた部分に『過去から学ぶ』と書かれていて、毎回その言葉に気がつくと何か憂鬱になる。

油脂系統の良し悪しって何だと思いますか。
私の基準は、水分を閉じ込めてくれるけれど、べたべたしないこと。

たぶん、他の方も同じなのでは?

ガーナでは、生まれたての赤ちゃんの保護のためにシアバターを全身に塗るとか。
B波の紫外線をカットするので日焼け止めにもなるらしい(これに関しては、白さを保つことができるのかどうかは疑問です。皮膚に有害な紫外線に対し、皮膚を保護するバリアとして働くということなのでしょう。)。

さらっとした着け心地からしたら、液体のワックス(ロウ)であるホホバ油の方に軍配が上がるけれど、このシアバターのなかでのベストは、意外なことに生活の木のものでした(精油は他のものが良い)。
他のものに比べると、つけた後のべたべた感が少ないのです。

最近の私のつけかたは、ローズの芳香蒸留水でパッティングした後、かなり多めにてのひらにシアバターを取り、両手で溶かして顔全体につけます。
そして、造顔マッサージをして浸透させ、珍珠粉入りのクリームを塗り塗り(毎回自分でクリームに入れます)。

これで、てからず、しっとり。
手で触っても、べたべたしません。
といっても、さらっとしたつけ心地はホホバには負けるので、朝はホホバで、夜はシアバターです。
これじゃ、日焼け止め効果は期待できませんね。

<参考>
大地を守る会に、なぜ生活の木のシアバターをカタログに載せたのか聞いてみました。

今回扱っているシアバターについては、下記をもって取り扱いとしてお ります。

・生活の木が直接現地ガーナを訪問し、生産者と製造工程を確認できて
 いること。
・生活の木は現地の生産者の生活向上に意欲的であること。
・輸入したシアバターを、最終的に国内で溶かしてろ過し、検品工程を
 経ていること

アロマテラピーワールドマガジン・ダシバ! ガーナにシアバター石けん工房をつくりに


2007年01月14日

ハンガリーウォーター(精油から)

精油から作るハンガリーウォーターにトライしました。
たまたま友だちとハンガリーウォーターの話をしていたせいもあるけれど、ずーっと作り続けているボディローションの匂いが、どうも他人には不評だったからです。

それは、
お酢1/4、グリセリン3/4に適当にラベンダー、ゼラニウム、ティートゥリーの精油を入れて作っていたもの。
これをスポーツクラブで使うと、「酸っぱい匂いがする」とか、「焼きそばの匂い」(屋台の焼きそばを想像してるのか)なんて、子供に言われちゃったり、かなり変な匂いと思われているようで、ちょっと気分を変えてみたくなったというのもあります。
お酢(富士酢を使ってるんですよ)が入っているので殺菌効果はあるし、グリセリンたっぷりで油っぽいという人もいるけれど、そのおかげで保湿効果抜群のローションだったし、自分ではそれほど匂いは気にならなかったのですが。

レシピを参考にさせていただいたのは、フォレストキャンディのもの。
無水エタノール10ml、ローズウォーター90ml、精油はローズマリー12滴、レモン4滴、ローズ2滴、ネロリ2滴、ペパーミント1滴、です。
柑橘系の精油は日光に当たるとしみになることがあるというので、夜専門のローションです。

ハンガリー王妃の若返りローションとして有名な水ですが、その効き目は?
精油とハーブの効き目は若干異なる(元の植物の成分に含まれてはいても、抽出された精油にはなくなっている成分もあるかららしい)ようですが、以下の表はハーブとして。

材料 アロマテラピーとしては 中医学的には
ローズマリー
Rosmarinus officinalis
迷迭香
肝臓機能促進、強心、駆風、血圧上昇、健胃、刺激、収斂、消化促進、消毒、神経強壮、胆汁排出促進、胆汁分泌促進、鎮痙、鎮痛、通経、頭部機能促進、発汗、副腎皮質刺激、癒傷、癒創、利尿 止痛、鎮定収斂、興刺激中枢神経的作用
レモン
Citrus limon
殺菌、緩下、解熱、神経系強壮、強心、利尿、抗リウマチ、抗痛風、鎮静、抗硬化症、抗壊血病、浄化、造血促進、胃・肝臓・膵臓からの分泌促進、止血、駆風、駆虫、抗毒、止痒 生津、止渇、去暑、安胎、降脂、消炎
ローズ
Rosa centifolia,Rosa damascena,Rosa gallica
緩下、肝臓機能促進、強壮(心臓・胃・肝臓・子宮)、健胃、抗炎症、抗抑鬱、催淫、止血、収斂、浄血、消毒、胆汁分泌促進、鎮痙、鎮静、通経、脾臓機能促進 西洋のバラとして、ケンティフォリア、ダマスク、ガリカが挙げられていますが、中国のバラとしては玫瑰花(ハマナス)、月季花(コウシンバラ)になるのでしょうか。
ネロリ
Citrus vulgaris
強心、強壮、抗抑鬱、催淫、消化促進、消毒、鎮痙、鎮静、デオドラント オレンジの木には、スイートオレンジ(aurantium、ダイダイ)とビターオレンジ(vulgaris、ニガダイダイ)があり、オレンジの木は中国が原産とありますが、ニガダイダイって何?
ペパーミント
Mentha piperita
肝臓機能促進、強心、去痰、駆虫、駆風、血管収縮、解熱、健胃、抗炎症、収斂、消毒、神経強壮、胆汁排出、鎮痙、鎮痛、通経、頭部機能促進、発汗 疏散風熱、清頭目、利咽喉、透疹止痒、疏肝解鬱、闢穢

参考:「アロマテラピー」ロバート・ティスランド、「植物・芳香療法」ジャン・バルネ、「中薬学」神戸中医薬研究会、「茶飲養生事典」三采文化

バラの精油は2滴でもローズウォーターのおかげで、肌につけるとバラの香り。
ローズマリーが結構入っているのにねえ。
高価なネロリまで入って、とっても贅沢な気分になります。
グリセリンを加えた方が保湿力は増すと思うので、ローションをしばらく使ってみて不足なようなら加えてみようと思います。

[追記]
その後メディカルアロマを習う機会があり、精油は水には溶けない物質が含まれていると知りましたので、エッセンシャルオイルを水に混ぜることはしなくなりました。(ただの水だけでなく、水分が含まれているものに対しても。たとえば無水エタノールは、無水とはいわれていても何パーセントか水分を含みます。)
精油を希釈するときはオイルに溶かすべきで、エタノールやグリセリンに精油を入れ水を加えると、水を加えたとたんに白濁します。
白濁するということは溶けていないということなのです。
ですから、簡単に精油でハンガリーウォーターを作るのはお勧めしませんし、特に柑橘系の精油は光毒性があるだけでなく、肌に対して苛性がありますので、人によってはそれで刺激を受ける方もいらっしゃいます。

2006年01月13日

美容粉(おこな)は珍珠とシルク入り

美容粉VINYASAの「美容粉(おこな)」を注文してみました。
たまたま、楊さち子さんの美容本を読んでいて、その中に掲載されていたのです。
珍珠粉とシルクパウダーが原料と書いてあったので、こんなのを待っていたのよと、即買いです

なぜなら、珍珠粉を昨年の5月からクリームに混ぜて実験中だからなのです。
珍珠粉自体は、かなりすごい驚異の粉で、肌色が明るくなって白くなってきました。
友だちからも、ときどきそう言われております。
母曰く、私の肌に艶が出てきたといいます。
母は、鼻の付け根のメガネ跡がかなり薄くなってきました。

と、こんな風なので、使ってみたい! 、と思うのは必然というものです。

写真のように、コンパクトに入っているときは、かなり白っぽい色です(見た目に近いように色を調整しています。)。
左からチベットサフランベージュ、テラコッタベージュ、ロゼです。

使ってみた結果は、

まず、チベットサフランベージュを付属のプラシでサッと顔にはいてみました。
『えっ、何だか黄色くなったみたいな気がする。気のせいかな。』
もう一度添付されていたカードをよく見直すと、夜のお手入れとして、

化粧水→美容粉→クリーム→美容粉、と重ねづけする

とあります。


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