育毛石けん2(毛髪再生、脱毛抑制のために)
オリーブ油55%
ひまし油10%
シアバター5%
高融点パーム油15%
ココナッツ油15%
人参、当帰、乾姜、桃仁、川椒、紅花、牡丹皮各3g(紅花は2g)
鹸化率95%
中薬は、ミルサーで挽き、二つに分けてそれぞれ水と油に。
オリーブ油に温浸法で抽出し、煎じ液(冷蔵庫にいれておく)は、全量苛性ソーダ水溶液に置き換えています。
※温浸法--前田京子さん方式の変形で、ぐらぐら煮立たせない湯煎に30分かけて発泡スチロールの箱の中で冷めるまで置く。これを2回やります。湯煎時は鍋蓋は開けて、箱に入れるときは蓋をします。前田さん方式だと15分ずつですが、硬い部分の根等が多い中薬なので30分ずつかけています。)
中薬の組み合わせは、血液循環を良くし、気(エネルギー)を補い、川椒で活を入れるといったところでしょうか。
高麗人参を入れるのは高価ゆえ、外用に使うのはいかがなものだろうかと思いましたが、意外と石けんにも使用されています。
唐辛子の入った石けんもあるので、花椒もありなんですねえ。
刺激を与えるということでしょう。
<参考記事>育毛石けん(その1)
[使用感]
ハーブは葉や花が多く、中薬は茎や根っこが多いので、ハーブを使った石けんが香ることが多いのに対し、中薬使用の石けんが良い匂い、なんてことはあまりないのです。
石けんをデザインするとき、そのことが頭にあると、配合するオイルもハーブ系の方がなんとなく高級オイル配合になってしまいます。
だから、中薬の石けんは使う前からあまり期待していません。
作るときは、良いかも?、と大いに期待して作っているのですが。
この石けんは、意外にも使用感はよろしい。
たまたま友人から電話があり、この石けんを使ったとのこと。
「すっごく気に入っちゃった」
ときどき、自分がこれぞと思う石けん以外の石けんを気に入ったと聞くと、なぜ?と思うときがありますが、一致したときは、そうなのよ同感、同感、となります。
この石けん、オイルの配合も他の石けんと対して変わりないので、中薬の組み合わせが良かったんでしょうね。
コメント
はじめまして!アロマに興味のある主婦です。乾燥肌で、普通の石鹸を使うと痒くなり冬には粉がふきます(涙)
今はアスカの石鹸を使っていますが、ブログを拝見して緑茶の石鹸にとても惹かれました。たくさん作っていらっしゃる様ですが、販売はしているのですか?
投稿者: みんと | 2009年10月16日 15:24
こんにちは、ようこそ。
今は販売を想定して作っていないので、普通ではありえない配合のものもかなりあるのではないでしょうか。
精油で着香もしていません。
その材料を入れたらどんな効果があるかということに興味があり、実験中です。
よろしければ、お送りしましょうか?
投稿者: toukikou | 2009年10月21日 12:27