レッドクレイキッチンソープ
この写真は型からはずしてすぐ切ったものです。
ですから、空気に触れていた上部だけに結晶ができています。
クレイと重曹を合わせて総油脂量の10%だとこんな結晶はできないのですが、ジフと同じように研磨部分(主に重曹)を20%にしたらツンツンとおもしろいように結晶化し、乾燥させている間に側面にもできました。
石けんとしての見栄えは非常に悪いのですが、使用してみるとこの研磨部分のおかげで、こすって取る汚れはよく落ちます。
木部についた手垢など、10%に比べるとやはり20%の方がおもしろいように落ちるので、キッチン用に作ってはいても掃除用にも活躍してくれます。
タワシでクルクルこすって泡を立てた状態では、よく汚れ落ちして問題ないのですが、小さくなるともろく壊れ、その固まりが鍋についたままだと、泡を流水で落とすほど簡単には落ちません。
これは、石けんとしての体裁が整っていないということなのでしょう。
だから、研磨部分15%でも作ってみます。
ココナッツ油40%、米油40%
ラード20%
レッドクレイ4%、重曹16%
鹸化率97%
<参考記事>黄色と緑のキッチンソープ