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普段使いの鍋

ヤナギミルクパン普段使いにビタクラフトの片手鍋14cmを二つ使っていましたが、ウルトラではなく5層構造の方の把っ手が落とした拍子に取れて壊れてしまいました。
しばらく、もう一つの方だけを使っていたのですが、ちょこちょこっと何かを作るときにもう一つないと、とても不便です。

そうだ、鍋を買いに行こう!

普段使う鍋は、ヘビーユースに耐えられるものがいいと思いますが、気軽に使えるという点では重いしル・クルーゼは毎日は使えません。
琺瑯かステンレスを買うつもりで出かけ、結局柳宗理のミルクパンを買ってきました。
左手で持って注いでもいいし、右手でもオーケーのデザインは秀逸(グッドデザイン賞受賞)ですが、IH対応のものは3層構造なのに、これステンレス単層みたい。

だから、鍋を熱していると鍋自体が熱くなり、水分が入っている部分はいいとしても、熱せられた水分が鍋肌に当たるとパチパチッと音を立て、注ぐときに鍋が熱いとやはり同じようにパチパチ跳ねます。
今まで、5層や7層構造のステンレス鍋だったので、単層のものがこれほど使い勝手が悪いとは。。。

それに、熱せられた金属につく焼けた痕(青いようなオレンジのような)が、2回使っただけで気になるほどつきました。
20年以上使っているビタクラフトウルトラの方が、目立ちません。

ビタクラフトは調理後も音をたてるうるさい鍋なので、再度購入したいとは思わなかったのです。
でも、壊れたビタクラフトは、たぶん30年近く使用したと思うので、長持ちした方かもしれません。
ヤナギミルクパンは、デザインには文句はありませんが、鍋としての機能には大いにクレームをつけちゃいます。
だいたい、3層構造の方は3倍くらいの高値ですし(3層だから1層の3倍なんでしょうか)。

私は道具は頻繁に新しくはしないし、鍋自体の手持ちは少ない(全部で1ダースくらい)のですが、不満タラタラの気分だったので、とうとう十得鍋14cmを再度注文してしまいました。

入れ子鍋として、クリステルとよく比較されるようですが、
1. 寸胴鍋のように底から垂直に立ち上がっているクリステルより丸みを帯びて立ち上がっている方が火当たりが良さそうだし、
2. 把っ手部分が溶接のクリステルに対し、一体型で作られている十得の方が洗い安そうでメンテがいいし、
3. 蓋のつまみがそのまま金属のクリステルより、鍋つかみなしでつかめる十得の方が良さそう
と思ったからです。

しかし、把っ手がないと鍋本体はステンレスのボールのようで、鍋らしくないなあ。
だから、クリステルに憧れる方が多いんでしょうね。
でもね、把っ手部分を小さくすると耐久性にかけるから、あのデザインになったと思えます。

[後日の感想]
ヤナギミルクパンでパスタのソースを作ったら、油焼けした後が残り、いくらゴシゴシしても消えません。
これって、ステンレスが単層構造のせいだと思います。
デザイン料にお金がかかって、鍋自体の使い勝手はおざなりにされた、というのを再度強く感じました。
同じデザインで3層構造のステンレス鍋が出ているのは、もっぱら電磁調理器を意識してのことで、鍋を作っているメーカーサイドのご都合主義が大きくでているようで、この買い物『失敗』の二文字が鍋を使うたびにクローズアップされるのです。

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