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2011年05月28日

『ふんどし』って

ふんどしはい、この布は『ふんどし』です。
おしゃれな和風のデザインですが、おお麻素材(ヘンプ)なので引き出しにしまっているときに、皺ができてしまいました。

最近、麻素材のものが流行っているようです。
母はいろいろ新聞広告などで見かける、と申します。
流行っているからという訳ではなく、自然に則して健康的だという理由で、麻の素材のものに凝っています。

スポーツや夏など汗をかいたとき、体は熱いのに麻繊維は皮膚に触れている面がさらってしていて湿気を帯びず、冷えてきたときも繊維にある中空部分のおかげで空気を含み、暖かく感じるのです。
山用など生死にかかわるスポーツウェアは、この蒸散作用が優れていますが、周りの環境が冷えてくると化学繊維そのものは皮膚に触れているときは、麻に比べると冷たく感じます。
おそらく、自然素材の持つパワーとエネルギーが私に合っているからだと思います。

それでは、綿はどうかというと、
皮膚に触れる面は暖かいのですが、汗が発散せずに水分になって繊維に吸い込まれるので、それが逆に冷たくなるのです。
オーガニックコットンは以前に比べるとずいぶんと身近になりましたが、綿花栽培にはずいぶんと農薬が必要なんだとか。
そういう点でも、オーガニックコットンはもてはやされているのだと気付きました。

麻と表示できる繊維は亜麻と苧麻だけですが、亜麻(リネン)を栽培した畑は7年間は亜麻を栽培できないのだと聞きます。
乾燥した土地でも栽培でき、土壌を改良するのにも使われるという点で『おお麻』が一番、エコで有意義な植物(麻子仁の油で走るバスもあります)だと思うのですが、ヘンプ100%の繊維で作られた下着はなかなかありません。

『ふんどし』なら、あるんですよね。

静かに流行っている、という記事も見ますが、たぶん『ふんどし』と聞いただけで引いてしまう方も多いのではないでしょうか。
かくいう私も、一瞬、えっ、と思いました。
しかし、気を取り直して、とにかく試しもしないで批判はできない、と取り寄せたのです。

ゴムで鼠蹊部を締めつけるのはよろしくない、開放させると体が喜ぶ、というのがふんどし派の主張です。
確かに鼠蹊部には、中医学的には脾胃の気の出入り口といわれる衝門穴気衝穴があるし、リンパ節もあります。

でもねえ。トイレに行くたび、ハラリと下に垂らす布が便器に入らないか、汚れないか、気になるじゃあありませんか。
気になって→気軽にトイレに行けない→トイレに行くのが恐い→これじゃあ、リラックスとはほど遠いと思いませんか。

鼠蹊部を締めつけないフレアパンツという手もありますが、私が試したものはシルク混紡で裾がヒラヒラしすぎて浅履きタイプ。
睡眠中ならお試しできるかと思ったのに、なんだかスカスカしているようで気になりダメでした。

リネンやヘンプ100%で繊維にすると伸縮性がないし、かといって綿を混ぜると麻の持つ調湿性がかなり損なわれるし。
5%ぐらいポリウレタンの入ったものだと伸縮性はあるけれど、麻や綿の長所である張りが失われるんですよね。
(私の試したのは、ヘンプ53、コットン42、ライクラ5。ライクラはポリウレタンと同じです。)

なぜ、麻100%がショーツに適しているかというと、消臭性、特にアンモニア臭に対しての効果が高いのです。
おお麻が大麻取締法により、おいそれと栽培できずに免許性になる以前、日本ではおお麻は身近に栽培されていたらしいのです。
厩舎に敷く藁は麻藁に勝るものはないのだとか。
以前は、麻わらは気軽に手に入ったけれど、現在は稲わらで代用しているのだそうです。
でもね、英国王室の厩舎は麻藁を使用しているのだそうですよ。

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2011年05月23日

夏みかんと甘夏の違いは

夏みかんピール夏みかん最近は、夏みかんといったら、それは甘夏のことです。
夏みかんと甘夏を区別することさえ忘れられている---それが夏みかん。
通常、夏みかんと甘夏とどう違うのか考えたら、夏みかんより甘いのが甘夏でしょ、
ということになります。

消費者が甘い果実を好む傾向から、りんごだったら『ふじ』、トマトだったら『桃太郎』のように糖分が高い品種が幅を利かせ、昔ながらの品種は栽培されないようです。
夏みかんもその一種で、苗木が売られていないので古木をできるだけ長く出荷したいと栽培されている農家もいらっしゃるとか。

私は果実類は料理に使うことが多く、そのままいただくことはあまりないので、酸味が多い品種が好き。
だから、りんごも紅玉、トマトもイタリアンのサンマルツァーノ種、みかんも夏みかんなど希少品種だと嬉しい。

ピールにするには、糖分の多い甘夏より夏みかんの方がおいしいのよね、と夏みかんが大地を守る会のカタログに載るのを心待ちにしていました。
甘夏より夏みかんの方が、ずっとずっと夏に近い初夏というほどの気温になる5月中旬から手に入ります。
よく考えたら、だから夏のみかん、夏みかんなんですね。

皮部分をピールにしたら、果肉部分が残っちゃう---仕方がないから、食べてみました(普通はこういう状況ではないですね)。
あら、糖分が少ないということは、さっぱりしているということで酸味が気にならない。
糖分が高い分、甘夏の方がかえって酸味をより感じるかもしれません。
味がうすいというか、えらく食べやすくて、すっきり、ほろ苦さも好みです。
喉が渇いているときにぴったり。

夏みかん農家さま、できるだけ長く出荷してくださいませ。
実家には田舎から送られてくる甘夏がゴロゴロ。
いつも、「持ってってー」という母にお断りしているのです。

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2011年05月11日

プロ級ナンプレ

ナンバープレースは世界中で人気があります。
かくいう私も、日本で知ったのではなくKLMの飛行機の中のランチボックスに載っていたSUDOKUから知りました。
SUDOKUということばはニコリに登録されているので、一般的にはナンプレと呼ばれています。

その難易度はいろいろあれど、プロ級とはこれいかに。。。
なんだか気になるじゃあ、ありませんか。
作者が香港で判事として活躍していて、引退後日本でナンプレを知り、その後6年かけてコンピューターブログラムを開発、英国タイムズ紙に持ち込んだところ人気になり、現在は世界の新聞400紙以上に投稿している、とな。

早速、文庫本のこれを手に入れやってみました。
はい、私はずっとナンプレ中毒なものですから。

難易度からいったら、ナンプレ超上級や難問ナンプレの方がむ・ず・か・し・い。
私は鉛筆と消しゴムで書き込むタイプの解き方をしているので、文庫サイズのナンプレだと文字が小さくなりわかりにくいのです。
1〜9まで各ユニットに全部いれたらチェックする欄がありますが、これって書き込まないで解く問題?

確定数字のみを入れていく解き方だと、何回も同じところをチェックして効率悪いことはなはだしいので、とにかく解ければいいの的解き方だと候補数字を書き込む方が早く解けます。
でも、確定数字のみを入れて解き終わる醍醐味ってありますよねえ。

ときどき、考えるのが嫌になって書き込みしてしまいますが、確定数字だけを入れていく方式で解けるときがあります(ナンプレ超上級や難問ナンプレでは無理)。
これぞ、パズルを解く愉しみなんでしょう−−−そういう意味からすると作り手はプロ級です。
こんがらかった糸がほどけるように、数字がハラハラと出てくるとき、解き手へのサービス精神を感じます。
コンピューターで作った問題はあまりおもしろくないと思っていたのに、良い意味で裏切られたナンプレです。

<参考>過去のナンプレの記事は、プログ検索の窓で『SUDOKU』で検索してみてね。

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2011年05月02日

さざえご飯

さざえご飯さざえの旬なのでしょう。
この季節はあさりやしじみとともに、さざえがスーパーでよく売られています。

おっ、今日のさざえはかなり大きいっ!

いつもは、刺身か壺焼き。
だから、今日はさざえご飯にしよう!

海釣りが趣味だった夫(最近は行かないけど)なので、うちには貝剥きがあります。
それで、牡蠣やさざえをググッと剥く。。。夫が。私はやらないようにしています、やればたぶんできると思いますが。

殻から身だけ出しといてもらって、さて、さざえご飯のレシピはと検索すると、
軽く茹でて身をはずすというのがあり、これだったら簡単に身を出せたのねえ、もう身ははずしちゃったから、殻を加えて煮汁を作ろうかしら、と言うと
「さざえの殻には小さな虫がいるから、煮汁は虫入りになっちゃうよ。」

う〜ん、そうかもしれません。
あさりやしじみのご飯の場合は殻ごと炊いた方が、圧倒的にご飯がおいしくなるんですけどねえ。

さざえの他に一緒に入れる具もいろいろあれど、椎茸と昆布だけをチョイスしました。
あくまでさざえの味が引き立つように。
もちろん、だしも昆布だしです。

食べた感想は、
たまにはご飯も良いけど、さざえの味が口に広がって食べたなあと思えるのは、やはり刺身や壺焼き。
大きいの2個じゃ足りなかったかも。

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