クッション寝ござ
ふとんの上に敷いて暑苦しい夏の夜をさわやかに過ごそうと、寝ござを買ってみました。
寝ござはいろいろあれど、着色していたり薬品を使っていたりしたら過敏体質の私にとってはよろしくありません。
だから、お安い中国産の寝ござもありますが、国産の自然なものをと、大地を守る会で扱っている水の子会のクッション寝ござにしました。
中のクッション部分もい草を使っていて、3層構造になっているみたいです。
麻やい草など調湿効果のあるものは、中空構造が多いのです。
湿気を吸ったり吐いたり。
蒸し暑いとき、人は「蒸しますね」より「暑いですね」とよく言います。
「暑いですね」から連想することは、温度が高いということですが、日本の夏は気温が高いというより湿度が高いのです。
この湿度をいかに和らげるか、これが暑い夏を乗り切るコツ。
兼好法師も徒然草で、「家の作りやうは、夏をむねとすべし。」と言っているではありませんか。
通風の良い風が渡る家は、クーラーなんか必要ありません。
とはいっても、都会でコンクリートの建物に住んでいたら、物騒だから窓を開けて寝るなんてできません。
そこで、寝ござの登場です。
まだ使い心地は試していないので(台風が来て何日か涼しかった)、使用感は後日。
いくら麻のふとんで寝ているといっても背中がべったりつくと麻綿の温かみが背中に伝わって暑いのですが、寝ござに寝っころがった感触は背中が蒸れずに涼しいような。。。
使用前には泥を拭き取る手間がありましたが、泥染めって伝統的ない草の加工法なんですね。
殺虫剤や殺菌剤も不使用で、い草の特性を活かすために樹脂加工(コーティング)なし、もちろん無着色。
天然のものは、それを活かした加工がされていたら、使う人もそれ相応の手入れが必要ですね。
※写真は、羊毛布団の上に麻の布団、その上に寝ござです。もちろん、暑い夏に羊毛布団はない方が涼しいのですが、取るとせんべい布団になって硬く寝心地が悪くなるのでなかなか取れないのです。
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