« 2011年06月 | メイン | 2011年08月 »

2011年07月28日

クッション寝ござ

寝ござふとんの上に敷いて暑苦しい夏の夜をさわやかに過ごそうと、寝ござを買ってみました。
寝ござはいろいろあれど、着色していたり薬品を使っていたりしたら過敏体質の私にとってはよろしくありません。
だから、お安い中国産の寝ござもありますが、国産の自然なものをと、大地を守る会で扱っている水の子会のクッション寝ござにしました。

中のクッション部分もい草を使っていて、3層構造になっているみたいです。
麻やい草など調湿効果のあるものは、中空構造が多いのです。
湿気を吸ったり吐いたり。

蒸し暑いとき、人は「蒸しますね」より「暑いですね」とよく言います。
「暑いですね」から連想することは、温度が高いということですが、日本の夏は気温が高いというより湿度が高いのです。

この湿度をいかに和らげるか、これが暑い夏を乗り切るコツ。

兼好法師も徒然草で、「家の作りやうは、夏をむねとすべし。」と言っているではありませんか。
通風の良い風が渡る家は、クーラーなんか必要ありません。

とはいっても、都会でコンクリートの建物に住んでいたら、物騒だから窓を開けて寝るなんてできません。
そこで、寝ござの登場です。
まだ使い心地は試していないので(台風が来て何日か涼しかった)、使用感は後日。
いくら麻のふとんで寝ているといっても背中がべったりつくと麻綿の温かみが背中に伝わって暑いのですが、寝ござに寝っころがった感触は背中が蒸れずに涼しいような。。。

使用前には泥を拭き取る手間がありましたが、泥染めって伝統的ない草の加工法なんですね。
殺虫剤や殺菌剤も不使用で、い草の特性を活かすために樹脂加工(コーティング)なし、もちろん無着色。
天然のものは、それを活かした加工がされていたら、使う人もそれ相応の手入れが必要ですね。

※写真は、羊毛布団の上に麻の布団、その上に寝ござです。もちろん、暑い夏に羊毛布団はない方が涼しいのですが、取るとせんべい布団になって硬く寝心地が悪くなるのでなかなか取れないのです。

---------------------------------------------------------------------------------------------

ナチュラルライフへ


2011年07月16日

よつば発酵バター

チャウダー最近、バターの入荷が制限されているとかで、ずっと瓶入りのよつば発酵バターを愛用していたのに、売っているところがありません。
最寄りのスーパーにもないし、百貨店でも見かけません。
夫も探していて、成城石井で見つけたという1ポンドのよつば発酵無塩バターを買ってきました。
夫曰く、「発酵バターでないバターを食べているのは、アメリカとオーストラリアと日本くらい、と言われている。」

まあ、それはさておき、発酵食品が好きな二人はバターももちろん発酵バターが好きなんです。
いろいろバターを食べ比べたとき、よつばのものが一番好みに合いました。
だから、ひたすら、よつば発酵バターを探すことしきり、です。

無塩バターを1ポンドも買い込んできて、いったいどうするのよ、と内心では困った感がありましたが、塩分を含んだものに比べると保存がきかないはず、仕方ない、料理に使わなければ。。。

1回め----いつものチキン・マカロニ・グラタンに---おおーっ美味しいではありませんか!
2回め----醤油バターのイメージで、肉団子と茄子を発酵バターで炒め、柚子豆腐を加えて砂糖と醤油で煮込み---あら、まあ!油分が染み込んだ茄子が不可思議な味がして美味しいわ。
3回め----玉葱、にんじん、とうもろこしで野菜だけのチャウダーに---肉系のものを加えていないのにイケル味!

何だか、料理の腕がワンランクアップしたような、そんな気になる発酵バターです。
ギーも乳酸発酵させて作るらしいですし、ベジタブルカレーが美味しいのは発酵の旨味が加わるからなのかもしれませんね。

[追記]横浜高島屋で昨日、瓶入りよつば発酵バターを見つけました。

<参考>エシレバター(echire)

---------------------------------------------------------------------------------------------

ナチュラルライフへ


2011年07月13日

フィッカス・アルテシマ (Ficus Altissima)

アルテシマヨーガの先生がご友人たちでプレゼントをするのに、室内植物を探していました。
先生は植物の名にあまり詳しくないみたい。
「バナナの葉っぱみたいで、うちにもあるんだけど。○○で見たら15,000円だったのよね。」

はあーっ、一体何のことをいっているのでしょう?
その○○に行って見て、思いました。
ゴムの木の仲間であるフィッカス・アルテシマではないかと。。。

激安店のワールド・フラワーに寄ったら、2本立ちで幹は細いのですが840円で売っていました。
あらまあ、枯れてきた赤やっこと入れ替えちやおう、と思わず買ってきてしまいました。
赤やっこはもう何年もドラセナ・ソング・オブ・インディアの隣で癒しを与えてくれてはいたのですが。

アルテシマはライムグリーンと言われますが、光にあたったときはそんな感じ。
夜、電灯の光で見るとかなり緑色。
ソング・オブ・インディアと比べると、明度が低く見えます。

どんな植物かインターネットで検索してみて、インドアプランツがインテリアの一部に位置づけられているのを発見しました。
うーん、植物中毒だから、インテリアだなんて考えたことなかったなあ。
家では、植物は窓辺にしか配置したことないし。
ともに共生するもの、って感じなんですよね。

---------------------------------------------------------------------------------------------

ナチュラルライフへ


2011年07月01日

すもももいろいろあります

すもも大地を守る会から、すももが3種類届きました。
左から「大石早生」「レッドエース(レッドビュート)」「レッドビュート」です。
大石早生はみのりちゃん(登録しておくと旬でたくさん採れたときに送られてくる)で、
レッドビュートはベジタ(野菜のセット)で、
レッドエースはプラムネクタリン倶楽部(ファン倶楽部で何回か続く)で配送されました。
ファン倶楽部のものはレッドエースのはずでしたが、私に来たのはレッドビュートでベジタと同じものでした。
残念、食べ比べできると思ったのに。

プラムネクタリン倶楽部の予定は、大石早生→レッドエース他→サンタローザ・ソルダム・サマーエンジェル・大石中生・菅野早生他→貴陽→太陽他→ネクタリン→プルーン です。

この湿度の高い時期、体の中の湿を取り去ってくれる旬のものはいろいろありますが、すもももその一つ。
周りの湿度が高いと、体の中の余分な水分はなかなか外に出しにくいものです。
そんなときには、とうもろこしや西瓜などとともにすももも有効です。

そうそう、ファン倶楽部の産地こぼれ話で、生産者の古郡さんの生き方というコラムがあり、思わず笑ってしまいましたのでご紹介します。

古郡さんは剪定以外、ほとんど樹に手を加えません。剪定だって、毎年ではなく2年に1度。農薬も全く使用しません。畑の草は大きく育ち、収穫の邪魔になるときは押し倒します。おかげで、古郡さんの園地ではプラムが大好きな虫も当然のように発生します。大石早生やレッドエースなど早生の品種はまだ虫の被害が少ない時期に収穫されるのですが、その後収穫が始まるソルダムやサマーエンジェルなどの品種になると虫の被害は増えていき、さらに遅い時期の太陽などは収穫量が極端に減ってしまいます。古郡さんと毎週確認している出荷予想量が、後半になるとだんだん減ってきます。すると担当としてはちゃんとお届けできるか気が気じゃありません。
でも、病気や害虫でどれだけ出荷量が減ろうとも、古郡さんは「自然のすることだもの。仕方ないじゃん」と眺めているだけ。農薬なんてもってのほか。とにかく自然のなすがままにプラムの樹を放っておくのです。それは、もう「栽培」ではなく「生き方」なのです。
古郡さんいわく、「食べておいしいプラムもいいと思うけんど、"からだが欲しがるプラム"に育ってくれたらいいなあと思ってる。」だそうです。

---------------------------------------------------------------------------------------------

ナチュラルライフへ