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2007年03月30日

均整法

1月に行った均整法の施術院のことです。
体の歪みを矯正し、筋肉・内臓・リンパの活性化をはかります

と、アピア均整院のごあいさつに書かれていました。
『骨盤叩きダイエット』などの本を出されていて、本を買ったことから興味を持ち訪れてみました。

体を整えるといっても、バキバキボキボキと荒っぽいのはちと遠慮したい。
しかし、ソフトでどこまで効いた気がするのか甚だ疑問。
まっ、試してみないとわからない。

てな訳で興味津々で行ったのですが、期待感が大きかったのか、私が鈍いのか、満足感は得られませんでした。
いろいろな体位をさせられて、非常にソフトに微妙な脊椎のズレを治してくださったようなのですが、自分ではよくわかりませんでした。

違いがわからなくとも、満足できたかというと、満足感はほとんどなしの状態でした。
こういう施術院というのは、むずかしいですね。
たとえば、揉み返しが来るほどの揉み方だと(下手で強いとよくある)、二度とそこへは行きたくないと思うでしょうし、何も変わらないと思われれば、やはりリピーターにはならないだろうし。

お客さま、もしくは患者さんたちは、お金を払っている以上、それに見合った施術を求めているので、割に合わないと思われればすぐによそに行ってしまいます。

テクニックがそれほど上手くなくとも、話を聞いてくれてリラックスできるという理由で行く人もいるかもしれません。
しかし、私の隣のベッドで施術していた人は、受けている人に対して馴れ馴れしく友だちことばで、ずっとしゃべり続け、それは私の施術されている間続いたのでした。
個室を用意しろとはいいませんが、各プライバシーも尊重してほしいもの。
何だか、気になりました。

施術者はトークも必要、という意見もあるけれど、話をしたいと思っていないお客さまもいるはず。
そして、施術に集中するためには気が散るのであまり話をしたくないと思っている施術者もいるのです。

2007年03月28日

足神という足浴剤

足神<br />
「水晶泥の足浴剤」の続きです。

『足神』、
何だかぎょうぎょうしい名前がついているけれど、それはとっても中国的で、効きそうな足浴剤。

使い方は、
1号剤30gを先に加えて沸騰したお湯(2公斤。1公斤=1kgでいいのかしら。)を加えて5分、再び沸騰したお湯を3公斤加え、室温になったら2号剤30gを加える。
この1袋は60g入りなので、2袋を半分ずつ使うということらしい。(なぜ、そんなしち面倒なことを)

主要成分としては、高分子材料、鉱物泥、姜汁、紅花油、保湿因子、GFBF因子、玉[氵吉]新等。

花山爆発後の鉱物泥、佐(君臣佐使の佐です。補佐の意味。)として現代高分子材料と、高い効き目の殺菌剤である玉[氵吉]新を使っているとあります。

高分子材料は、瞬時に膨らんで水晶顆粒となり、足に対する刺激への緩和剤となり、血液循環を促進し、疲労を除き、身心を愉悦する。
鉱物泥、姜汁、紅花油は、保温を持続させ、火熱し、足を瞬く間に温め、袪風袪湿、通経活絡、活血、化瘀の効果がある。
玉[氵吉]新は、高い殺菌消炎作用があり、除菌し、痒みを止め、皮膚をさわやかにする。

う〜ん、『足神』という名に恥じず、足浴としての効果を盛り込んだ浴剤のようです。

([氵吉]は、さんずいに吉で一文字です。)

2007年03月23日

水晶泥の足浴剤

最初に足裏反射の授業に出たときに、フットバスに入れたのは、何と、バスクリンでした。
エエーッ、バスクリンなのー。

それ以来、ずーっとバスクリンを使い続けていたら、とうとうそれがなくなってしまいました。
先週、それの代わりに先生が取り出したのは、漢方薬入りの足浴剤です。

『水晶泥』とは、これいかに...... ボコボコ泡立つフットバス。
漢方薬の匂いは立ち込め、足を取り出すと------ 足に水晶のような玉がいくつもいくつもくっついて。
それは、まるで水疱瘡にでもなったような病気の足のよう。
ひえっ、何なのこれー。
おまけに、タオルで足を拭くとその水晶の玉はポロポロと、まるで鱗が落ちるようにこぼれ落ちます。

「先生ー!、ポロポロ床に落ちますけどいいんでしょうかー。」
「はい、それが水晶泥ですね。」

先生、言った意味を理解してくださったんでしょうか。
床が鱗だらけですよ。

さらに、これには後日談があります。
翌週、「先生、今週も漢方薬入れますか。」
「水晶泥は、流しが詰まってしまうので、使えません。」

ハハハ、流しが詰まったとかいってたのは、水晶泥のせいだったのね。
(後で、使用後の袋を取っておいて、何が入っていたのか確認すればよかったと後悔しました。それで、別の水晶泥(水晶泥もいろいろあるみたいです)を、後学のためにちょっと借りてきました。後日、アップします)

2007年03月19日

歯医者を途中で変えちゃった

初診1回受けただけで、歯医者を別の所に変えました。
いろいろな医療機関にかかるのは、また最初から検査のやり直しになるので、よろしくないといわれていますが、我慢して何回も通うのも考えもの。
変えてみて大正解でした。
でも、言っておきますが、こんなことしたのは初めてですよ。

ことは、キャラメルのくっついたのを口いっぱいほおばって、クチャクャやっていたのがその起りです。
あっ、まずいと思ったときには歯の詰め物が取れていました。

そこで、20年来かかっていたオフィスの近くの歯医者に電話をしました。
予想していたことですが、前回の担当の医者は退職していました。
歯医者にかかるたびに、担当の医者は退職していく、オフィス街のクリニックは道場のようなもので、とりあえず腕を磨いたら開業していくのでしょうか。

新しい医者に会ったとたん、相性悪そう、歯切れがよくない女性、という感じでした。
だって、まだX線写真を撮ってもいないうちに、神経がやられていたらとる可能性もあるというのです。
そういわれても、それでどうすればいいのか、沈黙されても困る。
医者としてのアドバイスもせず、間の悪い沈黙です。

結局、歯には応急処置で詰め物をし、下の歯から順番に歯石を取るといわれ、その日は下の歯だけ(それも全部ではないらしい)歯石を取っておしまいでした。
次回の予約は、歯科衛生士によると30分ぐらいですむとのことでしたが、ニュアンスからすると、歯石の処理だけのように感じました。

その後は1日中、口の中が薬臭い、翌日も和らいだとはいえ、いつもの眠気覚ましガムを噛むとガムが薬臭い。
詰め物のセメントはボロボロ削れて口の中に落ちて来るし、不快なこと、不快なこと。
さらに、詰め物した右の歯を使わないように左側だけで物を噛んでいたら、奥歯に鈍痛がするようになって。
それで、歯医者を変更したのです。

以下は二つの医院の比較です。

昔のクリニック 新しい医院
説明 X線写真を撮る前に、神経を抜くこともあると言われました。 X線写真を見ないで勘で処置するより、写真を撮って、見てからにすると言われました。
X線写真 全体と部分の写真を取り、ネガフィルムを見せてくれました。 全体のパノラマ写真をとっただけですが、PCの分析ソフトを使って説明してくれました。
処置 セメントを詰めただけで、下の歯の歯石取り。 神経にはまだ遠いので削る処置をするけれど、痛かったら麻酔を打ちますと言われ、ほんのちょっと削っただけで、樹脂の詰め物を入れてくれました。
方針 下の歯の歯石を取ってから上の歯に行くとのことでしたが、肝心の歯に関してはどういう処置にするかは何も示されず、〇〇と〇〇にも虫歯があるそうで、暗にそれも治療するスケジュールになっていたようでした。 型取りをして1週間後には、もうセラミックの歯が入ります。
その後、順番に虫歯を治療する予定。
ビル 地下で薄暗いです。今までは、あまり気にしてませんでしたが。 ビルの2階で明るく、窓から樹木や、椅子に坐って体を起こすと歩道を歩いている人も見えます。
内装 椅子のヘッドレストが首を支えるものではなく、緊張したせいか頚が凝りました。
洗面器はあまりきれいではなく(前回もそう思った)、ステンのコップもちゃんと洗ってるのか疑問。
頭の形にくり抜かれているヘッドレストとベッドのように長い平らな椅子で快適。
洗面器は真っ白で、コップは使い捨ての紙コップ。
天井はウッドで、ボリュームを下げた癒しの音楽がかかっています。
感想 従来の歯医者です。担当がしょっちゅう変わる。 親しみやすい歯医者を目指し、親切なスタッフが自慢とのHPでした。
なるほど、随所に顧客の満足度を上げる工夫がされています。

相手の身になって考える。とても大事なことですね。
今すぐ歯が痛んでいないとはいっても、そこの部分を使えず口の中が不快なまんまにしている歯医者。
流れ作業的に仕事をこなしているだけで、『癒し』という大事なことが抜けている。
整体にも通じることだと、いろいろ考えさせられました。

2007年03月14日

南陽では足裏反射が盛ん

「足裏って体力使うの?」

と、夫が突然尋ねました。
先日の朝日新聞の記事で、疑問が湧いたようでした。

その記事によると、中国南陽の農村地帯では、足反射に携わっている人が多いということでした。
足反射のチェーン店が、技術を養成する学校を開き、先生は足反射の国家資格を持っているということや、体力を使う仕事なので、35歳くらいまで、とあり、すぐに現金収入になる足反射の技術を習得した稼ぎ頭の女性の中には、父親の借金を7割方返済したということでした。
でも、その女性は、お金を貯めたら、企業の秘書になりたいんだとか。

整体のように、ボディ全般にアプローチしなければならない仕事に比べれば、足反射そのものがそれほど体力を必要とするとは思えないので、相当の人数の客をこなしていると推測されます。

だからなのでしょうか。
「心をこめて揉んでいる」というわりには、別の職業を望んでいるのは、やはり肉体労働だと感じているからでしょう。
足部反射療法は、中国では医療として位置づけられつつあるというのに、残念なことです。
まあ、新聞の記事の書き方が、出稼ぎ労働者扱いのような気がしましたから、当然かもしれません。


2007年03月12日

中医学を知ってさえいれば薬膳がわかる?

薬膳は、中医学理論に基づいて施膳されるものです。
ですから、薬膳を勉強するためには、中医学理論は不可欠です。

では、中医師はみな薬膳を知っているのでしょうか。
否、薬膳とは薬膳学、食療学、飲食栄養学なども勉強して、どんな食品がどんな作用を及ぼすのかも知らなければなりません。

今、世の中に出回っている薬膳関係の本は、料理研究家が薬膳を勉強して作っているもの、中医師が食材を提示して料理研究家が作っているものがあります。
料理として考えたときは、薬膳としての効き目よりゆるい内容で、病気に対する薬膳として考えた場合は、ある程度料理としての体裁はカットされるかもしれません。

そんな中、先生としての資質を問うと、薬膳を料理として勉強した方は、たぶんにして中医学の詳細な理論にはうといことがあり、中医学を勉強した方は、逆に食材をあまり知らなかったりします。

中医学は中国の伝統的な医学ですので、本場中国人に学ぶということは、ストレートにその知識が入るということですが、中国にある食材でも日本にはなかったり、同じ食品なのかというすり合わせができなかったり、料理自体が中国料理から脱却しなかったり、ということが起るわけです。

中薬は学名(ラテン語)が表記されている本があるので、名前が異なっていても同じかどうかは学名で判断することができますが、食品は判断できないものが多いのが実情です。
この前なんて、鴨と家鴨が同類で出てきたので、とまどっちゃいました。
肉としての、四気、五味を考えた場合は、同類で良いのかなとは思いましたが、同じ樹木でも桂枝肉桂は違うものとして分類されているので、変に細かい部分とアバウトな部分が混在して訳がわからない状態になったりします。

ちょっと、薬膳を勉強すると、どんな先生に習いたいのか、その全体像が見えてきます。
「僕らに必要なのは、中国でちゃんと勉強してきた日本人の先生だよ。」

でも、そんな人は非常に少ないのが現実です。

2007年03月07日

杏仁ミルクキャラメル

杏仁ミルクキャラメル<br />
杏仁豆腐のミルク入りをイメージして作った飴ですが、どう見てもこれはキャラメルですね。

材料は、
コンデンスミルク1缶(397g)、
砂糖300g、
麦芽糖450g に
例の甜杏仁パウダーを大さじ山掛け2杯ほど。

麦芽糖は創研社のものを使用しています。

甜杏仁パウダーを除く材料を全部火にかけ(後の始末が楽そうなので北京鍋を使いました)、煮詰めつつ、適度な固さになったら、水に落として固さを確認、油を塗ったアルミホイルにあけ、少しずつ飴をひきつつはさみでチャキチャキ。

キャラメルの作り方としては、バットに流した後、固まったら(カチコチにならない程度)熱くした包丁で切ると本にはありましたが、タイミングを誤ると切るのに一苦労するので、はさみにしました。
はさみの方が切るのは簡単ですが、コンデンスミルクを入れたせいか、固まっていると思っていても、ちょっと隣り合っているキャラメル同士がくっつくこと、くっつくこと、くっつくこと。
写真には、その名残が出てますねえ。

お味は、全くキャラメルですが、ちゃあんと杏仁の味も主張しているし、麦芽糖を使ったから消化を助ける麦芽の効果も期待できると思います。
杏仁は咳や喉が痛いときに良いので、キャラメル舐めつつ、おいしくて体に効くのは、これこそ薬膳といえますね。

次回は、ミルクを入れない杏仁豆腐のイメージで、コンデンスミルクを入れない飴を試してみようかと。
この方が、きっとキャラメルではなく、飴になりますね。

2007年03月05日

気は温かいの?冷たいの?

先週の気功の授業のときのこと。
合谷百会に、まるで鍼を打つように気を送るという動作を生徒同士で行いました。

友だちが、私の合谷にその動作をやったときは、ホワホワした感触が起り、薬指と小指がだんだんチリチリした感じで痺れてきました。
そして、百会にやったときは、何だか痒いような感触がしたのです。

先生がどんな感じがしたかを尋ねたときに、痒かった、と答えると、後ろから「えーっ、痒いの?」
自分でも、変な感触と思っていたら、別の友だちが教科書の気の感覚というところを開き、「あっ、痒いとかも書いてある。」

うん、うん、私の感覚も別に変ではなかったのね。
その、教科書の気の感覚のところをじっと見ていると、気は『熱』、『冷』の感覚もあると書いてあるではありませんか。

そういえば、先日、別の人と、百会に気を入れるというのをやったときは、冷たい風が吹いて来たような感覚が起ったんですよね。

気は、中医学基礎論では、カロリーの高い熱だから、気が滞ると体の中に熱が発生すると書かれています。
でも...冷たい感じがするというのも事実のようです。

生体エネルギーである気は、簡単に電磁波の一種とか、熱とかいえない複合的なエネルギーであることだけは確かなようですね。