メイン

2014年06月03日

イリエ・ル・ジョワイユーはお洒落なレストラン

サンタキアラ教会南青山のしゃれたフランスレストラン、ピエール・ガにエール東京の料理長をされていた方が開いたお店だそうです。
近くには、ヨーロッパで見かけそうな雰囲気のお洒落なサンタキアラ教会があります。(最初の写真は、その教会です)


3種類のプチパンが、温められた石のような台にうやうやしく乗っています。
カレー味のポンデケージョ、玉葱とベーコンのフィナンシェ、と、クッキー(聞き忘れました)。


出されたパンは、最初は、バターロール系のパン(リッチタイプ)、次はフランスパンだったようです。自家製かな。


アミューズ前菜新緑のパレット
かじき、ソラマメ、クリームチーズのアミューズ。いわゆる、フランス料理の突き出しですね。
緑が鮮やかで、これから供される料理に期待感が湧きます。
ガラスの器は、涼しげでさわやか。


ホワイトアスパラのババロア、ワサビの葉が傘のようにかかっています。
帆立のプティパケは、ワサビの葉に包まれて、ピリッとしたアクセントがあり、和風で美味しかったです。
穂紫蘇の紫が、お刺身に添えられているのとは違って,真ん中で自己主張しています。
アスパラは、ババロアと生のアスパラそのものが入っていて、その触感の対比が楽しい。


牛肉デザート1肉料理が、紫で統一されてるのを初めていただきました。牛頬肉の煮込み、添えられた紫キャベツ(ベールがかかったものと、マヨネーズソースのようなもので和えられたもの)、マスタードも紫、肉に飾られたパンジーも冴えたブルーで、お料理を引き立てています。
一直線に縦に盛られたラインが、白い器に描かれた一枚の絵画を想像させます。


プティデセール
生ライチと木苺の上にドーム仕立ての泡泡のシャーベットがほっこりかかって、穂紫蘇が降りかかっています。
見えない所から何が出てくるか、という愉しみがあります。
ワサビと帆立の前菜の時に、花穂紫蘇が使われていたので、ここは他のエディブルフラワーだったほうが嬉しかったな、と思います。
例えば、カモミールとか、もしくは逆に前菜にナスタチウムを使うとか。
味的には,ワサビには紫蘇のほうが合う気はしますが。


デザート2グランデセール
バニラ風味のマンゴースープ、ホワイトチョコのムース、アクセントに生姜とシガレットが添えられています。
ローゼンタールのスープ皿を思い出しました。
えらく大きなお皿の真ん中にマンゴーのカットされたものと、マンゴースープが供されています。


お料理をいただいた後に、口コミを読みました。
オーナーシェフの入江さんは、女性向けに作っているらしいです。
それを、女子供向けと称している方もいましたが、私は女性向けに少量で目で楽しめて、ゆったりした席で静かに会食できる空間は好きだな、というのが感想です。

食事が終わった席に一つずつ、入江シェフがご挨拶に見えられるのも、好感が持てました
メインも重くないので、最近小食気味の私でも,おいしいからゆえに、すいすいいただけました。
男性や大食の方は、ちと物足りないかも。

表参道から近いのに、ちょっとわかりにくい隠れ家のようなところ。
久しぶりの誰かとお食事、となったら、また訪れたい場所です。

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ナチュラルライフへ


2013年11月25日

ミシュランの二つ星、馳走きむら、に行ってきました

きむら外観ミシュランの星二つという「馳走きむら」に行ってきました。
高校の友人たちとの会食で、美味しいものを食べるのが生きがいの友だちが、4時間かけて取った予約だというので、気合を入れてお腹をすかせて行きました。

さてさて、4時間もなんでかかったの?、ということから。
友人は、高校の先生で休み時間に電話がつながらないなあと、何回もトライ。
次の休み時間も。
それでも話し中でつながらないので、別のお店に電話したけど、あいにくお休み。
再度、きむらにかけて、無事つながった、ということです。


黄身酢和えお刺身粕汁煮物牛肉たたき湯葉ご飯漬け物デザート田園都市線あざみ野駅から5分くらいの場所に、「馳走きむら」はありますが、ミシュランさん、よくぞ繁華街でもない場所にお越しになったわね、という場所です。
テーブル三つとカウンターの小さなお店ですが、おだしが美味しかったー。

和食の基本は、だし、ですからね。
それぞれ、微妙にだしは変えているのでしょうけど、どれも薄味だからこそ美味しいだしが際立つお味でした。

素材は、もちろん、いうまでもなく良かったです。
私は、牛肉は短角牛のような赤身の肉が好きなのですが、さしが入った和牛の美味しいお肉が登場しました。

次から次へと料理が運ばれてくるけど、美味しいから、どんどん食べれちゃう。
最近は、以前のように大食漢ではなく、食が細いので、美味しくないと手が止まります。食べれなくなるのです。

食べすぎると未消化の食物が、からだの中で停滞して、それが毒素になる、そう思うと平気で残せるようになりました。
過ぎたるは及ばざるがごとし、です。


☆初めにでてきたのは、帆立ての黄身酢和え。ねっとりした黄身酢が、これから登場する料理たちの期待感をはずませてくれます。

☆お刺身は、わさびの隣に菊が添えられていて、緑と黄色の対比が美しい。
大間のマグロと、ひらめ(青森だったかな)で、鮮度が良く、さすが、という感じでした。

☆粕汁のなかには、薄い大根が入っていて、生麸もねっとりとしてる。お味は、だしの良さが際立つ美味しさ。

☆にしんや野菜の炊き合わせ。
友人が、以前、にしんそばを京都で食べたけど、おそばの上に鰊だけしか乗っていなかった、というので、私も、「松葉」のそれを思い出しました。
おそばに乗っている鰊とは違い、味は他の野菜より濃いめでしっかりついていましたが、思わず、美味しい!、と口に出る。うまく味付けしているなあ、と納得するものでした。

☆牛肉のたたき。
普段、和牛なんていただかない私でも、脂と赤身がほどよく混ざり合った美味しいお肉とみとめざるをえませんでした。
牛肉の美味しさは、赤身にある、と思っていても、美味しいものは美味しいのね、です。

☆湯葉ごはん。
どこぞの有名店で、でてきたご飯は、トウモロコシと蛸の入った蛸めしでした。給仕したサービスの方が、有名店にあるまじき、給仕の仕方で、私のところにきたお茶碗には、蛸がたったの一切れしか盛ってありませんでした。
なんたること!、です。
それと、比べると、一人一人の器に気をつかって盛られているし、第一、湯葉ごはん、て、洒落てるじゃありませんか。
とろみのついた餡と湯葉が絶妙、そのうえにあるキノコの天ぷらがアクセントになって、パリッとシャキシャキ、とろーり、といった感じです。
香の物も、冴えていて、美味しかったです。

☆デザートは、さつまいものプリンでしたかな?
黄色のプリンと対照的に、器に布かれていた真っ赤に紅葉したもみじが鮮やか!


目でも愉しむ、日本料理の良さが、存分に味わえる、馳走きむらでした。

美味しい素材で作る「お家ご飯」が好きなので、友人と会食じゃなければ、わざわざ、ご飯を食べにいかない私。
でも、こんなに、ナイスで、幸せな気分になれるところなら、大歓迎よ。
友人に、感謝!

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ナチュラルライフへ

2009年12月07日

オ・プレチェネッラ(イタリアン)

プレッチェ1プレッチェ2プレッチェ3プレッチェ4先日、友人とランチをするのに横浜駅西口にあるイタリアン「オ・プレチェネッラ」に行きました。
平日の午後は奥様方の会合に使われているようで、どの席もみな女性たちでいっぱい。
夏ならテラス席もあるのかなというしつらえでしたが、あいにく季節柄店内のみ。
中はそれほど広くなく、ゆったり優雅にとはいきませんでしたが、友人とおしゃべりしているのが忙しかったのでそう気にはなりませんでした。

友人も私もそれほどお腹が空いていなかったので、お手軽なパスタコースに。
パスタを2種類頼むとそれぞれシェアしてくれるので、2種類のパスタを味わえました。

パスタは乾麺の方がコシがあって好きなのですが、手打ちがお勧めだったので手打ちにしました。
やはり麺は乾燥したものに比べるとプリプリ感が少ないように思いますが、ソースがとても味わい深かったのが印象的でした。

きのこのソースの方は、きのこだけでは絶対この味は出せないと思える味でした。
おそらく、ブイヨンが美味しいのでしょう。

実は、パスタマシーンの購入を検討したこともあり、自分で作ったらおいしいパスタが食べれるのかしら、と手打ちパスタには興味津々なのですが、評判のお店でもこのレベルの手打ちなら自分でチャレンジして美味しいものができるのかどうか怪しいと思っているのです(天然酵母のパンは、自分で食べて美味しいと思えるものが作れます)。

讃岐うどんは、生の方がツルッ、シコッとして断然おいしいとは思いますが。
イタリアンパスタは、手打ちでおいしいと感じたことがありません。
人それぞれ、美味しい基準が違うので、けなされたと思わないでくださいませ。

東京に出ずとも、美味しいイタリアンが食べれるお店ということで、クチコミが多い評判の良い店でしたが、それを鼻にかけているような、自然体のおもてなしができないスタッフの態度も、ちと気になりました。

2008年04月02日

御膳房(雲南料理)

御膳房1<br />
御膳房2<br />
御膳房3<br />
御膳房4<br />
御膳房5<br />
御膳房6<br />
御膳房7<br />
御膳房8<br />
御膳房9<br />
御膳房10<br />
御膳房11<br />
六本木にある雲南料理の『御膳房』に行ってまいりました。
いただいたメニューは、麗江コース6,300円。
冷菜、田七人参入り烏骨鶏のスープ、海老と虎掌茸炒め、肉まん、雲南豆腐、鱈の蒸し物鶏そう茸乗せ、餃子、過橋米線、杏仁豆腐とフルーツ。

入ると、セッティングしてあったお皿の絵がおもしろかったのでパチリ。
でも、イントロの冷菜がハッとするものがなく、塩卵といわれたものも塩気があまりなく、なんだかなあという雰囲気。
ときどき、オードブルはすばらしく、後の料理に期待感が持てるレストランに出くわしますが、メインが良くなかったりします。
ここは、最初からつまずき、です。

烏骨鶏のスープには鬚根のような三七が入っていて、その苦みがポイントでしたが、烏骨鶏はほんの申し訳程度しかありませんでした。
お味もあっさり系。

海老と虎掌茸の炒めたものは、海老がプリプリしていておいしかったけれど、茸そのものは佃煮を配置しただけのようで、甘辛味で歯ごたえはあるものの茸本来の味はよくわかりませんでした。
佃煮を入れちゃうんじゃ、塩味の炒めものにはミスマッチな感。

肉まんは生地がふわふわしていて食べやすかったのですが、普通のお味。

雲南豆腐は、肉なし、花椒なしの甘い豆腐といったところ。
一応、辛味はあるのですが甘味の方が勝っていました。

鱈の蒸し物は写真を撮り忘れたようです。
ケイソウキンという名前の茸が上に乗っていたのですが、どのような字だったのかを失念しました。

餃子にはお店手作りの辣油がかかっていて、見るからに辛そうでしたが、色ほどではなく食べやすかったです。
が、それだけで特徴はありませんでした。
手作りの辣油といわれても自分でもたまに作っているし、わざわざそれをうたい文句にすることもなかろうと。

締めは、雲南名物の過橋米線です。
熱々の上湯(シャンタン)を丼にいれて持ってきて、その中に具を入れると、ちょうど半煮えになり食べごろになるのです。
お米でできた麺が入っています。
スープに浮いた鶏の油のおかげで冷めにくいと思っていたのに、ここのは油が張った状態でなくちょっとがっかり。
後でそれを指摘すると、「言ってくだされば、ご希望に添えましたのに」と言われてしまいました。
日本人好みに油を取り除いて、提供しているようです。

こちらの料理は全体的にあっさりしており、量も少ない。
友人はレディースコースにして過橋米線を追加しようと提案したのですが、量が少なそうだからと却下。
それなのに、コースが終わっても何だか物足りない。
たらふく食べるなんて医食同源からしたら言語道断ですが、御馳走というのは満足できなければ御馳走とはいわないというのが私の意見です。

この後、友人はカフェでビーフカレーを、私は3段重ねのアフタヌーンティーをいただいたんですよ。

同じところが経営しているとかで、『全聚徳』がホームページに掲載されているわけがそれでわかったのですが、北京ダックにすれば良かったかなあ、というのが正直なところ。
ダックだったら、量的にも満足いかないはずがないですわ。

事前に予約していったのに、入口近いせいか寒い席で楽しみも半減し、客がいるのにスタッフらしき女性が隣のブースで長々と電話をしていたり、いくらサービスのプーアール茶だといっても、なんだこりゃのお茶を出されたりと、また行く気の全然起きないお店でした。

大地宅配の食材を使っているというので、かなり期待していったんですが。

2007年12月05日

山藤(有機和食)

料理1<br />
料理2<br />
料理3<br />
料理4<br />
料理5<br />
料理6<br />
料理7<br />
先日、友だちと行った大地宅配のお店である「山藤」の料理です。
いつも大地の食材を使った料理を食べている私としては、食材だけでは物珍しき物があまりありませんでした。残念。
とっても期待して行ったので、料理はもっと引き込まれるものがないと感動しないといった感じでした。
食材が良いのは既にわかっているので、それ以上にプロとしての家庭料理に出せない盛りつけや、あっと驚くマジックを求めていたので、その辺がちと期待はずれだったのと、量が今一つ不足していて、帰宅してから、めちゃくちゃお腹が空いて困りました。
22時以降に食事をしたら、胃がもたれちゃいますから。
でも、掘ごたつ形式の部屋は、他の人を気にせず気軽に友とおしゃべりができるのでお薦めです。

以降、メニューは7350円のコースで、
先付け-里芋の胡麻味噌
(写真を撮るのを忘れました)
口取り-鮑と青大豆の大船煮、スモークサーモンの砧巻、椎茸のくるみ和え
(おおっと感動する味付けではなく、優しいお味)
お造り-ひらめ
(このひらめは美味でした。でも、ひらめの色合いとほとんど同じ色の器にもられていたので、友がそれを指摘。私も対照的な色合いの器の方がひらめが映えると思いました。)
碗もの-白子豆腐
(ごくごく、優しい味付けの白子豆腐、何か物足りないような)
焼き物-厚岸の焼き牡蠣
(素材自体は美味しいのですが、プラスアルファが欲しいところ。盛りつけもそっけないのです。)
蓋もの-川里かぶの煮浸し
(かぶの葉が均一の長さに切れていなくて食べにくかったです。)
肉-短角牛肉の炭火焼き
(もうお味は言う事はない、本当においしいお肉です。友もこの牛肉の味は気に入ったみたい。でも、お皿にお肉だけではなく、飾りがほしいところ。)
朝取れサラダ
(サラダは塩とオイルがかかっているのみですが、金胡麻の香りが効いていて友も気に入りました。後日、家でも金胡麻をかけたサラダを作ったところ、夫も胡麻が効いていておいしいとのこと。)
ご飯、味噌汁、漬物
(ご飯は、大地ご自慢の稲田コシヒカリですが、量が足りなかった。)
水菓子-柿とぶどう
(甲州ぶどうと小さな小さな平種無柿。こんなに小さな柿は、家には宅配されたことはない。甲州ぶどうではなく、ロザリオビアンコなら良かったのに。)

というわけで、友に大地の食品のおいしさをアピールしちゃおうという魂胆は、あまり伝わりませんでした。
ほんと、残念。

2007年04月09日

10-zenに行ってみましたが

ドリンク1<br />
評判は今いちですが、漢方ミュージアムも併設しているので、薬膳師たるもの一度は行ってみなければと、薬膳レストラン10-zenにおじゃましました。

以前にも予約の電話をしたことがあるのですが、満席とあえなく言われ、他のお店にしたことがあるのですが、お店に行き、名前を告げると、「本日は満席ですので、コート類は重ねてかけてください。」
おまけに、「カウンターにどうぞ。」

予約してたのに、カウンターなの?
おまけに、ハンガーも人数分ないとは。

出端をくじかれつつも、カウンター席に座り、メニューを吟味していると、1〜2分ぐらいの間に3回も、「ご注文は?」と尋ねられました。
背中のほうから聞かれているので、同じ人かどうかわかりませんでした。
メニューを吟味中なのは、見ればわかるでしょうに。

ドリンク2<br />
鯛<br />
サラダ<br />
豆腐<br />
チャーハン<br />
キッチン1<br />
キッチン2<br />

おまけに、まだ18:00で早い時刻だというのに、カウンターの端の席に坐ったら、隣にすぐ別の客を案内し、その女の子たちが男の話しかしない、他に話すことないの?。
スタッフも、なるべく客同士がくっつかないように席を配置できるでしょうに。

さらに、席の後ろのブカブカした木の床をスタッフが通り過ぎるたびに、揺れが起り....
目の前のオーブンやら何やら厨房は丸見えで。
見せていいキッチンと悪いキッチンがあると思うんですけどねえ。
カウンターの目の前の壁面は、薄茶のタイルで、美しくないし(タイルの目地ぐらい修理してよ)。
あ〜あ。

気をとりなおして、料理の説明をします。
ドリンクは、ライチのアルコール入りのはずなんだけれど、ほとんどアルコールは入っていない状態。
ほんのちょっぴりアルコールの気配はしましたが、一緒に行った友だち曰く「水じゃない。」(苦笑)

もう一つのドリンクである漢方茶は、いろいろな味がミックスされていて、今回のメニューでは一番良かったです。

● 鯛は、山楂子煮ということでしたが、山楂のカケラも見つけられなかったし、味もしなかった。
それに、焼いてるならまだ許せるけど、そのまま鱗付きで煮てるので、鱗が立って、それを見るだけで頬に鳥肌が立って来る。

● サラダはさつま芋と南瓜のサラダですが、真新しいところはなし。
水菜が生で入っていて、違和感あり。マヨネーズとヨーグルトの味がしました。
赤いのはラズベリーかな。

● 豆腐のステーキの上に乗っているのは、どう見てもハトムギだけれど、水分をたっぷり含んでいず固過ぎてふくらみが足りず。
豆腐も厚みがありすぎて、中が生っぽい。

● 薬膳チャーハンは、上に紅花がトッピングされた玄米チャーハン。
玄米は、きちんと圧力(1.3気圧はかけないとね)をかけると、パンクして中から白米が飛び出して来る。
そうなった玄米はもち米みたいなので、チャーハンにするのは相当むずかしい。
パンクしなければ、パサパサしてるから、チャーハン向きかもねと事前批評していると、さにあらん、パンクしてないので消化悪そう。
味も、塩味ぐらいしかついてなくて、ひたすらシンプル。

とうとう、友だち曰く、「だから、薬膳はおいしくない、なんて言われちゃうんだよ。」
薬膳かどうかを検討するまでもなく、料理そのものに問題がある、としか言えません。
でも、私達がレストランを後にするときには、本当にジャンジャカお客がやって来たんですよね。
これって、やっぱり宣伝効果かしら。

2007年01月16日

南国亭

前菜<br />
海老とセロリ<br />
イカと木耳<br />
卵とニラ<br />
アヒルと何首烏<br />
牡蠣のスープ<br />
海鮮餃子<br />
ラム肉ご飯<br />
町田にある「南国亭」の薬膳コースに行ってまいりました。
ここは、無料の中医学相談を国際中医薬膳師の方がしてくれるサービスがあり、無料ということでかなり予約が入っている模様。
5日前では、すでに予約はいっぱいでした。
どんなアドバイスをしてくれるのか、興味はあったのですが、さすが無料の字には世間の人は過敏に反応するようです。

お店の方もそれが功を奏したのか、かなりのお客がいましたが、もともと料理は金額が低く設定されているし、食べ放題のコースなどもあり、若い方々もたくさんいました。
ここまで書いたら、後はもう味は想像できるでしょう?

ごく普通の中華です。
我々の食したコースは、血液サラサラコース。

●前菜四種盛り合わせ(4種って、どこが4種? トマトも数えるのか)
●海老とセロリとアスパラ炒め(セロリが入ってるから血液サラサラなのかな)
●イカとキクラゲ炒め(イカやキクラゲは陰を養うけど)
●舞茸とタマネギと玉子炒め(タマネギをもってして血液サラサラか)
何首烏とアヒルの煮込み(アヒルは滋陰・養胃・利水・消腫・何首烏は補血薬です)
●牡蠣と海苔のスープ(牡蠣は養血ですね)
●海鮮焼き餃子(私が食べたのには海鮮らしきものは見当たらず、野菜ばっかり)
●ラム肉ご飯(不思議なご飯です。スープとご飯が別に来ます。ラムだから温まるけど。)
●八宝甜品(ハト麦、枸杞などが入ったお汁粉)

血液サラサラというのなら、紅花サフランターメリックなどが入ったメニューが1品でもほしいところ。
このコースは、どちらかといえば養血、滋陰なので、貧血の人のためのコースといった方がぴったりです。

この他のコースは、

〇美肌・美容コース
前菜四種盛り合わせ
海老とゴーヤと枸杞の実炒め
黒酢酢豚山芋入り
丸鶏と薬用人参煮込み
春巻・ホタテの青海苔揚げ二種盛り合わせ
小龍包
ふかひれ粥
美肌甜品

〇健康促進スタミナコース
前菜三種盛り合わせ
牛肉と山芋のオイスターソース炒め
金針菜とアスパラと豚肉炒め
すっぽんと薬用人参の煮込み
カニ身と枸杞の実入り豆腐
黄ニラと白身魚炒め
春巻・手羽先二種盛り合わせ
ニンニクたっぷりチャーハン
牡蠣玉子チリソースかけ
八宝甜品

あまり、期待せず、みんなでワイワイやりたいときにはいいですね。

2007年01月11日

リストランテ「いな田」(イタリアン)

茜茶 鷺沼にあるキムタクママのイタリアン薬膳のお店『いな田』に行ってまいりました。

鷺沼には、『ファニエンテ』というイタリアンレストランもありますが、『いな田』もなかなかおいしいご飯でした。

ただ、薬膳とうたっているけど、薬膳食材を使っているだけ、というところが気になるところ。
いろいろコースがありますが、いただいたのは、薬膳コースのランチです。
前菜パスタ
黒米リゾット
オマール
牛ほほ肉赤ワインソース
サンザシのムース写真のドリンクは、友だちが注文した茜茶です。
小豆を使っているというのですが、
お味は、ウン確かに小豆、
でも薄いような。

友曰く、「薬膳レストランというのなら、冬は暖かいドリンクにしてほしい。」
それは、私も感じたこと。
氷の入ったドリンクを夏でもないのに提供するのは、どうかしらねえ。

冬は体を温めなければならない季節、メニューには温かい飲物は、コーヒー、紅茶の類しかなさそうでした。
デザートもサンザシのムースにハーブゼリー乗せ、果物はパイナップルと苺と柿にミント。
パイナップルだなんて、全く季節無視ですね。
おそらく、色合いで料理を作っている模様。

前菜も、彩り鮮やかで、とってもきれいでしたから。
・生まぐろをアンチョビーとオリーブオイル、パセリソースをかけたもの(カルパッチョ?)
・ほうれん草とベーコンのキッシュ
・りんごと白インゲン豆を和えたもの(菊花乗せ)
・赤キャベツの上にはスモークビーフ
・ラタトゥイユの上に海老

パスタは、醤油味のペペロンチーノで、野菜と茸がいろいろ入っていました。
山芋、蓮根、生金針菜、ブロッコリー、菊花、キャベツ、舞茸、マッシュルーム、しめじ、エリンギ、百合根、かぶ。

黒米リゾットは、小さなダイスに切った山芋が入っていてパルミジアーノの味が効いていました。

メインは、友と私はそれぞれ違うものにして、二人で味見っこです。
オマールのソテーバジリコソース(大根、カリフラワー、菜の花、マッシュポテト)
牛ほほ肉赤ワインソース(マッシュポテト、菜の花)

料理は、かなりいけてるお味でしたが、中医学理論に基づいて施膳されるのが薬膳という定義からすると、理論という根本的な考えが入っていない料理といわざるをえません。
しかし、健康を意識して、薬膳素材やヘルシーな野菜をいっぱい使い、見た目も美しくおいしい料理をめざしているといえます。

ここまで書いて、いな田のHPをオープンしたら、夜の薬膳コースが以前とは違っていることに気がつきました。
以前は、昼と夜が同じで金額が違うものでしたが、新しいメニューの方が薬膳ぽいなあ、と下まで読み進むと、医学博士劉影氏の監修のもとで作っているという記述がありました。

いな田の前進はボニータというイタリアンレストランで、世田谷にあったということですし、キムタクママは劉氏に教えを受けているらしいので(『イタリア薬膳を召し上がれ』の本を買えば、その経緯が書いてあるみたい)、その関係で監修しているのかなと思います。

薬膳と謳っているわりに、あまり薬膳ぽくないと思われていたのを意識したのかな。

2006年11月07日

ファニエンテ(Faniente)という名のレストラン(イタリアン)

イベリコ豚のタンムール貝カンパネラ平目イタリアンハム先日、珍しくイタリアンレストランに行きました。
鷺沼にある「ファニエンテ」というところです。
久しぶりに、おいしいレストランに出会えたという感じがしました。(おうちご飯派なので)
一つ一つの食材が珍しく、最初に料金を提示すると、お客の好みに合わせてシェフが組み立てたコース料理が出てきます。

一番上の写真は、イベリコ豚のタンでソースにトリュフを使っています。
次は、殻だけで失礼しますが(ごめんなさい、うっかり写真を取り忘れました)、モンサンミッシェルのムール貝でサフランソースです。
3番目は自家製カンパネラというパスタ、ヒラヒラがビジュアル的にも舌ざわり的にもなかなか。
メインは魚でヒラメ、ソースはバルサミコではなく、葡萄の何とか(忘却)で甘め。
最後の写真は、セラーノハムではなく、イタリア産の生ハムです。
切り分けられたものを撮影しようとしたら、こちらをどうぞといわれ、ハムの塊の方を撮ってきました。

一部分(たぶん外側のところ)、脂肪が酸化したような味がちょっとしましたが、残りはバッチリのお味でした。
お隣のテーブルの方は、この生ハムがおいしかったと家でも話に上っていたとかで、パートナーの方は生ハムが出されなかったので、ちょっと残念と言っていました。
それを聞いたお店の方が、お味見に薄くスライスしてさしあげてました。
頻繁に出るので、壁際に置いているだけで保存しているのだそうです。
冷蔵庫に入れると、温度差で逆においしくなくなっちゃうんですって。

そうそう、ファニエンテとはイタリア語で呼吸という意味だそうです。
変わった名前のレストランです。

2006年10月15日

和中薬膳房

研究科のみんなと珍しく、ワイワイ話そうということで、浅草橋の「和中薬膳房」に行ってまいりました。
(http://www.yakuzenbou.com)

町の中華屋さんといったおももちのお店で、とにかく安い。
会計をするとき、一人2300円で、なおかつ10%引きになったので、みんなで驚いたくらいです。

生薬を使った薬膳ではなく、ごく普通の食材を使ってどんな効果があるかを、一つ一つのメニューに書いてあります。
気軽に食べれる食堂といったお店ですね。
料理自体は、いささかがっかりしたものもありました。
たとえば、貝柱のサラダなどは千切りキャベツの上に小さな貝柱の茹でたのが乗ってきて、想像とは違いましたし、薬酒はカウンターにどんと置かれていましたが、試しに注文してみると焼酎の味しかせず、色も透き通ったまんま。
友だち曰く、「焼酎を、毎日継ぎ足し継ぎ足しているんじゃないの。だって、どの瓶もみんな同じ高さにある。」とのこと。
見ると、確かに、ねえ。

料金設定が非常に安いので、これ以上望めないのは仕方がないのかも。
でも、一つだけ、これだけはどうもね、と私が思うのは、空調が悪いこと。
隣でバンバンたばこを吸っている輩が数人いて、その煙が私たちのテーブルにジャンジャン流れてくる。
玄関の扉は開きっぱなしになっていたから、一応、それを見て空気を入れ換えようとしたのかとも思いますが、玄関側にいる私たちの方に煙は流れてきて....あーあ。

喘息持ちの私は、今日は喉がメチャクチャいがらっぽくて咳が出てきます。
咳なんて風邪をひいたときしか出ないくらい、養生していたというのに。
冬虫夏草末を飲んで、杏仁パウダーと蜂蜜入りのお茶を飲んで、これで何とか乗り切れるといいんだけど。

2006年02月13日

韓国薬膳「はいやく」

銀座の「はいやく」に友だちと3人で行ってきました。
残念ながら薬膳仲間ではないので、ああでもない、こうでもないと薬膳の議論を戦わせることはできませんでしたが、おしゃれな空間で食事を楽しむことができました。

金曜の夜ということもあり、振り返るといつしか店内は満席状態。
やはり、「チャングム」の影響は大きいのでしょうか。
焼き肉店とは違った韓国料理を楽しみたい人が多いということかな。

通常は、コースにした方がリーズナブルなのですが、こっちのコースのこれが食べたいし、あっちのコースのこれが食べたいとか、お薦めのポンズコースは野菜主体だから友だちの一人が満腹しないのではと思い、参鶏湯のみ先に予約しておき、後はアラカルトでオーダーしました。

一皿の量はかなり少なめ。ここに限ったことではありませんが。
肉や油の入った料理を食べないと、満腹感に乏しいので、日本料理だとつい食べ過ぎてしまうのですが、こちらの韓国料理もそれに近いものがあります。

最終的に支払った金額は一人8千円弱(飲物込み)でした。
金額だけを考えたら、で6〜7千円で中華の薬膳を食べたほうが満足感が味わえるようです。

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