評判は今いちですが、漢方ミュージアムも併設しているので、薬膳師たるもの一度は行ってみなければと、薬膳レストラン10-zenにおじゃましました。
以前にも予約の電話をしたことがあるのですが、満席とあえなく言われ、他のお店にしたことがあるのですが、お店に行き、名前を告げると、「本日は満席ですので、コート類は重ねてかけてください。」
おまけに、「カウンターにどうぞ。」
予約してたのに、カウンターなの?
おまけに、ハンガーも人数分ないとは。
出端をくじかれつつも、カウンター席に座り、メニューを吟味していると、1〜2分ぐらいの間に3回も、「ご注文は?」と尋ねられました。
背中のほうから聞かれているので、同じ人かどうかわかりませんでした。
メニューを吟味中なのは、見ればわかるでしょうに。
おまけに、まだ18:00で早い時刻だというのに、カウンターの端の席に坐ったら、隣にすぐ別の客を案内し、その女の子たちが男の話しかしない、他に話すことないの?。
スタッフも、なるべく客同士がくっつかないように席を配置できるでしょうに。
さらに、席の後ろのブカブカした木の床をスタッフが通り過ぎるたびに、揺れが起り....
目の前のオーブンやら何やら厨房は丸見えで。
見せていいキッチンと悪いキッチンがあると思うんですけどねえ。
カウンターの目の前の壁面は、薄茶のタイルで、美しくないし(タイルの目地ぐらい修理してよ)。
あ〜あ。
気をとりなおして、料理の説明をします。
ドリンクは、ライチのアルコール入りのはずなんだけれど、ほとんどアルコールは入っていない状態。
ほんのちょっぴりアルコールの気配はしましたが、一緒に行った友だち曰く「水じゃない。」(苦笑)
もう一つのドリンクである漢方茶は、いろいろな味がミックスされていて、今回のメニューでは一番良かったです。
● 鯛は、山楂子煮ということでしたが、山楂のカケラも見つけられなかったし、味もしなかった。
それに、焼いてるならまだ許せるけど、そのまま鱗付きで煮てるので、鱗が立って、それを見るだけで頬に鳥肌が立って来る。
● サラダはさつま芋と南瓜のサラダですが、真新しいところはなし。
水菜が生で入っていて、違和感あり。マヨネーズとヨーグルトの味がしました。
赤いのはラズベリーかな。
● 豆腐のステーキの上に乗っているのは、どう見てもハトムギだけれど、水分をたっぷり含んでいず固過ぎてふくらみが足りず。
豆腐も厚みがありすぎて、中が生っぽい。
● 薬膳チャーハンは、上に紅花がトッピングされた玄米チャーハン。
玄米は、きちんと圧力(1.3気圧はかけないとね)をかけると、パンクして中から白米が飛び出して来る。
そうなった玄米はもち米みたいなので、チャーハンにするのは相当むずかしい。
パンクしなければ、パサパサしてるから、チャーハン向きかもねと事前批評していると、さにあらん、パンクしてないので消化悪そう。
味も、塩味ぐらいしかついてなくて、ひたすらシンプル。
とうとう、友だち曰く、「だから、薬膳はおいしくない、なんて言われちゃうんだよ。」
薬膳かどうかを検討するまでもなく、料理そのものに問題がある、としか言えません。
でも、私達がレストランを後にするときには、本当にジャンジャカお客がやって来たんですよね。
これって、やっぱり宣伝効果かしら。